昨日の天気予報から、今日は雨模様とのことで、初めてお母さんと離れて登園してくる子ども達の受け入れを心配していたのですが、取り越し苦労に終わりました。良かった
朝の時点で、泣いて幼稚園にやってくることが本当になくなってきました。初めての集団にやってくる子供さんにとっては致し方なく、じっくりとお受けいたしますが、そのほとんどが、この場に慣れ、先生のお話をしっかり聞けるんですね。朝からの緑組は、何をお手伝いしようかと大張り切りでした。赤組さんだって、1年前とは大違い。しっかり花組さんのお手伝いができるんですね。絶対イヤ!とは言わないんですよね。マリアの子供達は。本当に嬉しいです。お時間になれば、緑組が赤組の部屋の絵本ラックも運びます。自分たちがしてきてもらったように、3人で力を合わせて運ぶのです。先生が何でもやってしまうことほど、子ども達への弊害はありません。だって、何も育ちませんから。やってみることで、考え、工夫が生まれてきますので。
花組のお部屋で遊んでいたおままごと大好きなお友達も、お時間になって、綺麗にかたずけ、みんな下のホールに集合しました。
毎日同じことを繰り返すことの大切さ。それは、お名前準備・お礼拝・絵本の読み聞かせ・ゲーム・・・そして、今日は初めてお母さんから離れて幼稚園で遊んでいるんだから、「ほっこりタイム」を持ちました。いつもと違って花組さんも今日からもう11時半のお帰りなのです。集団での経験があるということで、こんな風に新学期を開始できるのですね。この前段のpre-preのクラスは、じっくりゆっくり慣れていただくことが大切ですが、3歳を迎えるとこんな風にして楽しく遊び、時間を存分に楽しめるようになります。
「いただきます」と「ごちそうさまでした」のご挨拶をしっかり言ってのおやつタイム(昼食タイムも)なのです。もちろん神様への感謝のお祈りはありますが。そして、大切なフレーベルの恩物を使ってのゲームもしましたよ。走り回ることもなく誘っていただくまで待ち、どんな風に回すのかを教えてもらいながら、楽しみ、ピアノに合わせて止まったり、回して歩いたりしながら、毛糸のボールを友達につないでいきました。そこまでは全員いっしょに。それから花組は、緑組に手をつながれて、2 Fのお部屋へ行き、おかえりのご用意です。一人ずつ呼んでもらって、手伝ってもらって、ご準備が出来たら、ご自分のボックスにピッタンコなのです。みんなができるんです。呼んでもらった人から、先生の前に並んでお母さんの待ってられる下のお玄関まで行くのです。階段では、抜かしていくこともなく、少しゆっくりのお友達の所では、次々避けて降りていくのです。押すこともなく、「早よ行って!」ということもなく・・・感心した一日でした。当園の子ども達だけでしょうか?こんな風にいくら少しの集団経験があるとしても、冷静に判断して行動に移せるのは。
いえいえ、きっとご家庭での教育の賜物なのでしょうね。これからが更に楽しみです。この冷静さがいつまで続くのか、慣れてきたら徐々に自分をどのように出してくるのか。子ども達の成長、日々は本当に楽しみですね。では、また明日に。