9月の生活表より

 2学期が始まって一週間。蝉の声が章の虫の声にうつりかわり、「秋」の様相になってきました。ようやく朝夕には涼風を幹事、肌掛けのお布団のほしい夜もありますね。さて、皆様の夏休みは如何でございましたか。遠近、内容に関わらず、ご家族やご親戚の方々との楽しいひと時をお過ごしになられたことでしょう。大人、特に嫁の立場でのお母様方。楽しかったり、気を遣ったり、疲れた!と感じられた方もおいでになられたかもしれませんね。でも、子ども達にとっては、家族や親戚の方との交わりは、頻度が少ないだけにとても楽しい、思い出に残るお休みだったのではないでしょうか。そして、近隣での身近な沢山の経験。どんなことがあったのでしょうか。皆様の「夏のカレンダー」に目を通させて頂きながら、私たちも、もろもろの想いを共有させて頂きたいと思います。

 このカレンダーもそうですが、物を介して伝えあえること。その心に添えること。そして、自分の思いを伝えてあげられることetc.は人間関係にとり、とても大切で必要不可欠なことですね。月目標にもありますように、体を動かしている時には、喜びの声をあげながら。ふれあって遊ぶ姿の中には、体を摺り合わせるという意味ではなく嬉しい表現(ことば)が飛び交うでしょう。相槌を打つ、同じ行動を取る(付いて歩く)、共感しあって言葉でのあるいは行動でのコミュニケーションを取ることによって、お互いを知ること、理解すること、自分と違うということ、こうしたら上手くいくのか!と感じること、どうしてここでそれをしなければならないのかしら?と疑問に思うこと、様々な時と場を得て、子ども達は体得して行きます。そこには見本が有るということです。それが基本となり、繋がり、工夫するという変化を加えて行く。自分なりに・・・。

 繋がるという事は、繋がせたい方も繋ごう(繋ぎたい)とする方も、その思いをしっかり伝えあわねばなりません。伝えて伝わったと思った時は嬉しさに変わり、え!そんな風に考える?と思った時、伝え方の工夫が必要になるでしょう。伝えたけれど、こんな風に伝わっていたんだと感じた時は、納得できるように質問もしなければならないでしょう。こんな事を考えながらの毎日はややこしいわ!?と思われるかもしれませんが、子ども達は大人の日常の中で、様々な場所でのやりとりを見聞きし、学んだことを遊びの中で表現しようとします。何故なら、それはとても身近なお手本なのですから。大人も子どもも遊ぶ為に快く大いに伝え合おうではありませんか。