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11月の生活表より

 早くも11月。川端通りの銀杏も綺麗に色づきはじめました。つい先日まで真夏日だったのが嘘のようです。秋は何かと思いにふける時。そして、恵みの秋。和食が無形文化財への登録を前に、ちょっと気になっている事を共に考えられればと思います。

 日々、子ども達と共に唱えている「主の祈り」の中に「日ごとの糧を今日もお与え下さい。」という祈りがあります。しかし、飽食の時代、私たちはこの祈りを真に祈り、与えられて感謝しているのでしょうか。恵みへの感謝とある今月の主題。私たちへの恵みは秋に限りませんね。この恵みを子ども達はどのように受け取るのでしょうか。大人はどのようにして各家庭の味としてその恵みを伝えて行けるのでしょうか?珍しいものを食する必要はありません。高級食材である必要もないでしょう。また、レストランで美味しいと食していた内容が異なっていたという信じがたい現実もあります。私たちの日々の食卓に並ぶのは、心をこめて、時間をかけて作られた食事であり、「おふくろの味」を懐かしめ、思い出と共に心に愛を感じる大切な一つの文か(食文化)ではないでしょうか。野菜も肉も魚も様々なお料理として食卓に並べられる事。そして、家族揃って「いただきます」「ごちそうさまでした」で始まり終わるその時間。とても大切ですね。食事の準備に費やされる時間は、食する時間は、片付ける時間はコンビニエントですか?便利になりすぎた昨今、コンビニエントであって欲しくない、それぞれの一日を振り返った会話が弾む楽しい時間にして欲しいのです。「今日のメニューは?」「何が入っているの」「元の形はどんなの」「どれ位の大きさ」「今日のお芋は大きいので2個使ったよ。小さかったら何個いるかな」「どこに出来ているの(どこから来るの)」「この大根太い!」「今日のハンバーグちょっと焦げてしまったわ。ごめんなさい。でも食べてね。「今日は幼稚園で何を頂いて(食べて)きたの」など。食卓での会話はとても弾むはずです。「早く食べなさい!」「食べられなかったら残しても良いよ。」いえいえ、そうではありません。幼稚園では初めから減らし、自分の分量を体で覚えられるように頑張っています。「おかわりください」と花組さん。「きれいですか」「ごちそうさまでした」自分が食する事と作って頂くこと、作ってあげる事を喜びとしながら。また、それまでの食通経路はどんなのかと、ちょっと立ち止まって考え、「感謝」して食せる、日々の食卓を豊かなものにして欲しいと思います。赤緑組の「さるかに合戦」のお話のあとに、食後のデザートに柿を一切れずつ。でも食べた事のなかった沢山の子ども達。秋の夜長、絵本に触れたら実体験に繋げられる内容がいくつもありますね。言葉(語彙も増えます)も五感(耳・目・舌・手・鼻)も豊かになります。思考力もアップ?ですね。