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2月の生活表より

 「行く」「逃げる」「去る」と信念から一足飛びに毎日が過ぎて行きます。今。まさに一番寒い季節のはず。節分前後は雪が降って当たり前だったのが、暖かいですね。冬至から日ごとに日中の長さが延び、立春も目の前となると、季節は次第に「春風」がつむじ風の「春一番」を吹かせるようになっていきます。そんな冬から春に向かう間に、心の動きを表にあるいは心に秘めて幼稚園を後にする緑組はあと31日。花組と赤組は、一つ大きくなる為に心躍らせながら33日を過ごします。嬉しさの中に、自覚しながらの一番不安な時期を迎えているのかも知れません。

 緑組は5校の小学校へ分かれていきます。9人のうち第一子は3人のみ。他の子ども達は兄や姉を通して、小学校の実態を見聞きしています。でも、自分がその中に飛び込んで行けるのかどうか。仮に平成を装っていても、きっと心はドキドキなのでしょう。また、花組と赤組は小さな後輩を迎え、今迄お兄さんお姉さんにお世話して頂いたことを、今度は自分がしてあげる番として後輩クラスの友だちの事も良く見えてくるようになるでしょう。赤組は、自分のことを守り、主張し、喧嘩をも良き経験として心の葛藤を繰り返して、今度は相手のことを受け入れてあげようとする「心」の育ちが芽生えてきます。自分が「我慢」出来るようになったと自覚し、そのことを褒められれば、ハッと気付いて、一躍大きく心の成長が見て取れるようになるでしょう。

 子ども達は、この園の小さな集団でも、しっかりお互いを育て合っています。小さな集団だからこそ、お互いがよく見えて、関わりが濃くなり、もめ事の頻度も高くなり、だからこそ「こころ」が育てられるのかもしれないと思うこともあります。知らぬ顔して、ただ通り過ぎることなく、お友だちを意識してしまうから。幼稚園時代の喧嘩は怪我さえしなければ、おおいに実行してもらいたいものです。喧嘩両成敗と良く言ったもので、大人には判らない、必ずや何らかの子ども同士のいざこざがあるのです。お互いがそんな状態をはね除ける気力をも学んで欲しいですね。小学校へ行けば、自分の判断で、自分の言葉で、自分の行動で対処して行かねばなりません。まさしく「生きる力」を心身ともに体得し、生きて行かねばならないのです。善悪の判断が育っていても「譲れない!」そんな意地のある心が、幼稚園時代の、ある時に、様々な機会に、経験で育っているとすれば、素晴らしいことではありませんか。人の痛みが学習として学べるのです。大人になった私たちも昔を振り返れば・・・という事はありませんか?ちょっぴり褒めてみましょうよ。