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11月の生活表より・・・。

 秋が深まり、皆様それぞれにこの秋にしか味わえない「○○の秋」を楽しんでおられますか。川端通・東大路の銀杏並木が朝日に輝き、夕日に照らされた時のシルエット。また北白川通の欅の葉が舞い散る風との共演。心に響く好きなCDを聴きながらの運転。ふと見とれてしまう私の大好きな身近な秋の光景のひとつです。誰もが「此処へくれば」「これを聴けば」心が何かによって蘇らせられるという場や事柄をお持ちではないでしょうか。それは自然の恵みに触れ、何がしかの喜びが記憶の底から湧いてくるからでしょう。それを求めて時々走りたくなる時は、私の嬉しい時となり、元気が得られるパワーになる時なのかもしれません。

 さて、少し寒さを感じながらの素晴らしい秋空の下、思いっきり遊ぶ子ども達の日々において、自分の気持ちや考えを出し合う事。それは気心の知れた仲間内のみではなく、横と縦の繋がりを持って関わり合うことで、より自分の考えをどのように伝えれば良いのかを考える場が得られるように思います。特に、縦の関係の中での相手の意を汲みながらの言葉がけは、開放された心の中で育まれ、自由な場で自然に発言され、お互いの信頼によって暖かな関係性が結ばれて行くように思います。今、朝の大切な自由遊びの中で4学年が共に過ごす当園での関わりが、少しずつお互いの存在を知らしめて、引っ張り、ついて行くという姿となって育まれて来ています。子供達の心に蘇えらせられる時と場が此処で育まれることを願います。

 この11月は次月のXmasにも繋がる「感謝」という言葉を様々な意味付けで学ぶ月です。私達の「感謝」は「ありがとう」と言葉にするコトで伝え合える場合もあれば、伝えにくい場合だってありますね。が、ある日、お子さんと共に振り返ってみて下さい。一体どんな時に「ありがとう」って思えたのかを考えてみるのです。子ども達には、まだ「ありがとう」という感覚無しに過ごしている事柄に「ありがとう」の言葉がつけられてるかどうかを考えてみるのです。子ども達は「あっ、そうか」と感じ取るかもしれません。先ずは、いつも働いて下さっている身近な両親に始まり、様々な仕事を知り、してもらっている事を見つけ、自然の恵みを探し、その営みの中には命がある事を知る。そして、自分もお友達の為に、大人であれば他人の為に何が出来るのかを考える。自分は何が出来ているのだろうか。しんどい事もあるけれど、何が自分の喜びに繋がっているのかな?子どもも感謝を知れば、我慢もできるようになるでしょう。大人も感謝を心に留めて祈れば自然と気持ちは平癒となるでしょう。今、緑組の子ども達は、当園して来たら、礼拝堂正面の十字架に向かって立ち止まり「おはようございます。今日もお守りください。」の気持ちで一礼し、お部屋に向かっています。随分身について来たように思います。この一礼が感謝に結びつくと、幼い時の自分の姿が、成長しても心のよりどころとなって蘇るのではないでしょうか。大人も子どもも立ち止まる中で感謝の祈りをお捧げしたいものです。