12月の生活表より・・・。

 先日のNHKの番組「歴史秘話 ヒストリア」で紹介された京都。昨年アメリカで調査された、観光都市の人気ランキングで、何と世界一になったのが「京都」。皆様ご存じでしたか。随分前に新聞でこのことを知ってはいましたが、今回の放映で秋の京都の美しさに魅せられたいと思われる方が増えているのではないかと思います。永観堂南禅寺真如堂聚楽第・・・京都の東、西、北を主に歴史を綴った観光スポットに事欠きませんね。幼稚園がそのまっただ中にあって、決して広くない地所から飛び出せば、世界中の方が来られる場に園外保育で行けることは本当に有り難いと思います。さて、いろんな「ありがたい」ことがありますが、感謝祭という正しく「ありがとう」のっこと場を以て行う行事も無事終わり、子ども達の成長に目を見張りました。その感謝が世界中の感謝へと変わる「クリスマス」がやって参ります。救い主イエス様のお誕生です。キリスト教として、クリスマスよりもイースターの方が大切とされると言われても、私達、いえ子ども達にとっては「甦り」の凄さよりも「誕生」の方が、身近な自分の体験からしても、心にキュッとくるのでしょうね。そして、何よりお誕生には「プレゼント」が付いてきますものね。ご自分のお誕生なら嬉しい「プレゼント」を頂いても良いのでしょうが、イエス様のお誕生に、子ども達も「プレゼント」が頂けるなんて、何と嬉しい世界中のお祝いなのでしょう!何よりのプレゼントは、私達に「イエス様」が与えられたことをしっかり心に留めていただきたいと思います。そして、当園が幼児教育の理念としておいている第一番目はそのことなのだと認識新たにして頂けると嬉しいです。理念があること、永く続き、揺るがぬ幼児教育の方針があること、教職員が持ち合わせている「こころ」にしっかりとその教育方針が培われていること、この誠意マリア幼稚園という場が、子ども達にとり、保護者にとり、先輩諸氏にとって、人生の、人間の根っこを育てている所であるということをいつも心に置いていなければならないことでしょう。根っこでは何を育てるのか。その大切な一本の木が成長して伸びて行った時にも決して倒れないようにしなければならないということです。『それは命の保持です。それは生活です。幼児期における生活には、興味関心、試行錯誤、年齢に応じた自己統制、元気いっぱいに遊ぶことを通して培われる創造性なのです。』これすなわち幼稚園の創始者のフレーベルの一説です。第二番目です。また、「教育はその子の成長を必要以上に早め、葉を求め、花を求め、果実を=結果を求めすぎず、しっかり太い幹になるよう根を張らせ、根の力を養わねばなりません。その為に、大人は子どもと共に生活し、共に生き、一人ひとりの異なった子どもの成長を随所で助けねばなりません。』これ第三番目の家庭との連携。フレーベルの創造性と神様の想像に改めて感謝!