1月の生活表より・・・。

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。大雪と戯れる元旦に始まった2015年の幕開け。そして、巡り巡って12年に一度のひつじ年。私達の神様のシンボルでもある「ひつじちゃん=羊=。その未がやってたのです。合わせて「未来」ではありませんか。神様がここに「聖マリア幼稚園」を招き入れて下さって以来、ずっとずっとここにある「ひつじ」をマークとした私達の園章。子ども達は、自分の園章を見つめ直してくれているでしょうか。毎日、自分で名札を胸に付ける時に「おはよう、ひつじちゃん」と声をかけてくれると嬉しいですね。せめて、今年くらいは。そして、付けてくるのを忘れることなく大切にして欲しいと思います。そんなことを思っている時に一つのメールが入りました。卒園生名簿を紐解くと園長より1年先輩と判りました。「今まで大切にしていた園章が、どこを探しても見あたりません。譲っていただけますか?」と。なんて嬉しいメールなのでしょうか。未年だからなのか、また丸太町側の7匹の未を見て下さっているからなのでしょうか。何はともあれ「どうぞおいで下さい」と。お出でになったら、どのような思い出をお持ちなのかお話ししてみたいと思っています。さて、「未来」と書けるその意味合いを、私達の大切な子ども達にあてはめるとどうでしょう。10年後、20年後いえ、60年後のメールのその先輩のように、聖マリア幼稚園をいつまでも忘れることなく、一人ひとりの心に留めてもらえる為には? 子ども達の未来は? 私達が心を込めて子ども達と接すること。保護者の方々に感謝すること。神様から個々に備えられた大切なタレント(違いのある能力)を認め、いつにその「時」を生かすのか。生かそうとする姿、気持ちが表れるのか、その「時」を逃さない。あるいはゆっくりと待ってあげなければならない「時」もあること。自由な遊びの中で自らが物と人と関わる姿を見ると同時に、集団の中でのお互いの刺激に合わせて、私達が引き上げる時、たしなめる時、褒める時、前に勧める時、一緒に歩かねばならない時、その様々な場面での「時」を大切にすることではないでしょうか。そして、子ども達と先生、保護者と先生、お友達同士、それぞれの関わりが「信頼」という見えない大切な「こころ」が育てられる「時」は、やがて感謝へ。そして「私が出来ることを・・・」と自分以外の方にその力を差し上げること。それぞれの思いがこの寒空にも懐で温められる、そして、仲良しで過ごしたいなぁと思えるそんな一年一年の積み重ねによって「未来」へと続く心が、能力が育まれるのではないでしょうか。今年は阪神淡路大震災から20年。命の尊さを通し、他人の為にも暖かな心で接し、様々な環境で生かされる「未来」であって欲しいと願います。