6月の生活表より・・・。

 5月に連日真夏日を迎えたのは何年来のことでしょうか。この気温の変化になかなか体がついていけない方々も多いようですね。スムーズな季節の流れがなく、体のみならず子供たちとともに探す神様からの季節の贈り物を見つけるのも追いつかなくなる場合もありますね。とはいえ、子供達は園庭で、室内で思い思いの遊びに取り組み始めています。

 新年度が始まり、すでに2ヶ月が過ぎました。新しいお友達を仲間に入れ、会話を弾ませて遊びに興じるお子さん。おしゃべり大好きでついつい「今」をおいてきぼりにしてしまっているお子さん。幼稚園の流れが解ってきたお子さん。新しいことにドキドキしながらも、大丈夫と思えるようになってきたお子さん。お家でお友達のお名前が頻回に出るようになったお子さん。オムツからパンツへと集団の中で自覚し始めたお子さん等々。目に見えての子供達の順応性・成長に大きな拍手を送りたいと思います。

 就学までの間、この園で過ごす子供達、それ以降の心身共の成長や学力にまで及ぶ大切な今のこの時期。目に見えての「できた!」も大切ながら、集団の幼稚園としてさせていただかねばならないこと。それは、①子供達同士がいつも触れ合える場(園庭)があり、自由にその環境に関わることができるかどうか。=知的好奇心を育む場。②ごっこ遊びが行える場と物と人があること。=自分の意思表示、自分と相手の意見の調整(妥協点)の学び→社会性。③経験ある教員の確保と維持、資質向上への学べる機会。④1クラスの少人数制の維持とチーム保育(教員の得手を生かす)⑤愛されて育つ安定したご家庭=大人(親兄弟)との関わる時間が十分に確保されること。等々により、学力が身につくには欠かせない要因として、世界の幼児教育研究者間で言われ、幼児教育振興法制定に向けての課題として、全日本私立幼稚園幼児教育研究機構から出されている一部です。様々なことを経験する中で、おもしろく、心ワクワクさせながら、自発的に取組み、興味を深め発展させる、そこに工夫が生まれ、新たな挑戦、満足感、更なる挑戦…へと。様々な事柄を積み重ね、個々の課題も踏まえつつ、自分でやってみる、やってみたくなる意思や意欲が必ず働きます。その意欲を十二分に生かせる為に、発揮できる為に、集中出来る様に、ご家庭へのお願いです。子ども達の睡眠時間を守って下さい。全身に栄養が行き渡ります様に。