8月の生活表より・・・。

 「平和って?」「幸せって?」との問いかけから始まった今年度。一学期を振り返って「聖マリア幼稚園」で幸せを感じて頂けましたでしょうか。楽しい日々を過ごして頂けたでしょうか。こひつじの会のそれぞれの方々の交わりをみていますと、この園ならではの縦横の関係が紡がれ、それぞれのお話しの中に、お互いを信頼し、さも楽しげにお話しされているのを見聞きいたします。そして、表にはあまり見えないけれど、こひつじの会の大きな位置を示してくださっている「お父さんの会」の面々。終始和やかで、楽しげで、新しいメンバーの方も何の違和感もなく迎え入れ、5年目に突入したこの会に皆勤で臨んでくださっている方、それぞれのお役をそつなく熟してくださっているお世話役の方々。

私たち教職員は、今年度も大切な可愛い子どもさんのお顔を見ているのみではなく、こうして素晴らしい保護者の方々に囲まれているっことへの幸せ・感謝から始まったこの年度です。

 たのしいことからまずはスタート。その楽しさを味わうためには、周りの大人への信頼と、心を通わせるお友達の大切な存在があります。子供達にとっては小さな社会です。この社会での適応が、今後の成長にとても大切な意味を持つことは言うまでもありません。性別、年齢、体格、表現方法の違い、文化の違い、生まれ育った環境の違い・・・一人一人が神様からいのちの行きを頂き、今ここに居ること。それぞれを認めること。受け入れること。許すこと。褒めること。感謝すること。そして相手のために祈ること。私達が日々の保育を通して、大切にしていることですね。先生たちも人間です。失敗もあります。涙して喜ぶこともあります。角を出さんばかりに怒ることもあります。その姿の中には先生の本気が詰まっています。対個人なら親子の関係ですね。しかし集団の中にあって、心を通わせることの大切さは、「人を見ながら育つ」ということではないでしょうか。そのためには、先生はいつも本気で向き合うこと。大きく手を広げて受け入れること。一人一人に関わっている姿を、それぞれの子供達がしっかりと見届けていることではないかと考えます。「私にも・・・」「僕も・・・」受け入れられていることのを実感出来ることだと思います。

大人の存在の大きさ、責任を深く思います。この1学期神様に守り導かれてきたように長い夏休みも、神様といっぱいお話し(お祈り)してください。みんなの幸せのために。