2月の生活表より。

 今年度も残すところ2(逃)げて、3(去)ってのあっと言う間の2ヶ月です。3学期の日々は、一番寒い中、一番短く、一番たくさんのことをしなければならず、一番いろんなことに対して時間を気にし、自分がひとつ大きくなることに対して認識し、自覚を持って準備をしていかねばならない大きな節目ですね。しかし、その先にあるのは、確実に「暖かい」「嬉しい」「気持ちいい」「春・はる・春」が待っています。

 この2月は、名実ともに「春」に向かって一歩踏み出しますね。「大きくなる」ことへの目に見える準備のひとつは「春のつどい」でしょうか。年度を通して最後の行事(生活発表会)ですね。内容は、礼拝・歌・劇・リズム合奏です。開始前の礼拝、季節の見合った歌を楽しく歌う、役になりきってその台詞をっとして言葉や感情の習得の一助とし、合奏でリズム感をはじめ自分で演奏することにより楽しさを味わう。おしまいは神様に「ありがとう」の感謝のお祈りで終了します。そして、何よりも当園のこと行事の特徴は、司会を緑組の子どもが担うことです。たくさんの内容に向き合わねばなりませんね。また、ミニ展覧会の為にも時間が必要です。この練習の一方で、各クラスでは子ども達の「もの作り」の作品をご披露いたします。これだけを考えても、この短い保育日数にこんなにもするの?!と思われることでしょう。しかし、「いっしょに」することで、子ども達は、ちょっとしんどい時もあるけれど、「やる気」に力を注ぎ、「たのしい」と感じ、最後まで頑張って「やったー」との思いでやり遂げる、「満足感」「達成感」を味わうのです。年度最後の子ども達の目に見える成長であり成果でしょうね。この日は、必ず土曜日と決めさせていただいています。お父様をはじめご家族の過多にもご参加いただけるように、在園児の兄姉・弟妹含めてご一緒にお越し頂ける最後のチャンスにしたいとの思いです。我が子の成長のみならず、この園で共に歩んできた横の関係に目を留め、縦の関係にも目を向け、その成長を見届けていただきたいのです。そして、観ていただいたらもちろん褒めていただきたいですね。しかし、褒めすぎることは子ども自身が「評価」を気にしすぎることにもなりかねません。我が子、そのお友だちの一人一人に向き合っていただき、「努力したね!」「〇〇のこんなところがよかったよ。」と具体的に、的確に子どもにも判る褒め方をしてあげてほしいと思います。小さな幼稚園の良いところでしょうか。全ての方々に子ども達を知っていただいていることはとても有り難いことです。その日まであと29日です。子ども達のアイデアを出し合いながら、協力しながら、工夫を重ねて、一緒にその日に向かって歩みましょう。しっかり準備を進めて「おおきくなった」に繋げられるようにと願います。