僕って誰? 私って誰かしら?

日曜日の夕方に風と雨。木の枝が撓っていたよな。やっぱり雨が好きなんだなあ。と大阪のたんぼで気持ち良く過ごしていたらさ、京都からやってきた小学2年生の虫博士と、聖マリア幼稚園とやらに通っている弟の年長組の男の子が、僕らを追っかけまわすんさ。逃げ回っていたんだけど、お兄ちゃんのすばしっこさ。さすが、虫博士。捕まえるのも上手なもんさ。ということで、今日幼稚園にやってきたのさ。なんでこんなことになったかって?! 朋子先生がカエルのお話をしていて、ど〜もおかしいな?って気づいたわけ。 何が? 実は、ご本の中で見たことはあるけれど、本当のぼく達を見たこと、触ったことがないらしいということに気づいて、「これは、えらいこっちゃ!」と投げかけたらしい。だから、僕たちは大阪から京都に引っ越してきたってわけさ。

「まあ、いいさ、子ども達の役に立つんだったら。そのうち、僕たちの跳び方を真似したり、水の中で泳ぐ姿を見たり、触らしてもらったり…。してさ。子ども達の関心の目がキラキラ光るんだったら、大いに結構だね。ただし、頼むよ!! 神様からもらった大切ないのちの息がなくならないように、僕たちを守っておくれよ! 生きた虫が大好なんだ。そんなのを捕まえられるかい? だって、8匹もいるんだよ。いのちだけは助けておくれよ。頼むぜ!! いろんな色や大きさの仲間がいるってことも、勉強しておくれね。神様は、人間と同じようにいろんな種類のカエルを創って下さったんだ。

このぼく達の仲間がどうなっていくのか知りたかったら、また覗きに来ておくれ。園長先生に頼んで、教えてもらえるようにするからさ! じゃね バイバ〜〜イ。

 

 

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