書く!何を? 何で?

秋がどこかへ行った寒い一日でしたね。とっても綺麗な青空でした。登園時、歩いていたら、、、。宝物を見つけ手持ってきたおことの子。「わあ! それで字や絵が描けるよ 蝋石っていうんやわ」というと、その場にしゃがんで何やら書き始めました。先日のカワイ造形の影響でしょうか 丸・三角・四角を書き始めました。「それなあに?」と聞くと、「さんかく」と答え、上手に三つの点を結んでいました。「お庭に持って行って、もっとたくさん書いてきてごらん」というと、大事そうに持って、まずお部屋に向かい、ご用意を済ませて「かえる」を書いていたそうです。いろんなものが書くものになるのですね。どうしたら伝えられるだろうかと、昔の人は、鉛筆や、ペンやマジックなどの書くものがなくても、自然を利用して、自分の伝えたいことをこうして書いていたのでしょうね。今日の朝のお礼拝では、声を失ったザカリヤさんのお話でした。エリザベツさんとの間にヨハネさんが生まれ、神様を信じたことで大切な声を取り戻しましたが、声を失った時、きっとこうして、紙(葉っぱや地面など)を使い、書くものには周りにある自然物を探していたのでしょう。自分の眼の前にあるものをいかに使うのかどうしたら使えるのか、どうしたら自分の思いを伝えられるのか…。私たちも工夫をしてみるとおもいしろいかもしれません。そんな中、先日より始まった緑組の文字練習。アイウエオの順番ではなく、その日その時に何かの関係性を見つけて、五十音の一字一字を書きとめていきます。言葉探しのゲームを交えながら、自分の語彙の数も探りながら、今日の文字が入っている言葉を書き綴っていきます。「今日の字は う です」どんな言葉を知っているのでしょう。そして、どんな風に鉛筆を持つのでしょう。鉛筆の前には、しっかりクレヨンで描くことを経験しておいて欲しいと思います。これは、鉛筆に、お箸の持ち方(力の入れ具合)に良い影響を与えます。ぜひどうぞ。

全てが書き終えられたら、3学期に持ち帰れるようにお渡しいたします。

ここに行くまでに、赤組さんの間に、十二分に「しりとり」をし、言葉探しをして語彙を増やしてください。形をしっかり把握し、形としてしっかり型取りができるように。そのためには、絵本や、お家の方たちとの楽しい言葉探しゲーム、陣取りゲームなどがとても有効です。子ども達は、楽しいと思うことからやる気が生まれてきます。そんなきっかけを、秋の夜長、楽しいひと時にしていただければ嬉しいですね。

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