生きること・モーセさんありがとう

生きている私たち。神様から命の息をいただき、お母さんのお腹へ。そして、10ヶ月お母さんのおへそから栄養をもらい、外を覗き、音を聞き、お母さんの喜怒哀楽をじかに感じてきた私たち。それから、食べること、寝ること、笑うこと、泣くこと・・・。様々な感情を覚えつつ、他の人と交わりながら今、生かされていることは感謝のほか何ものでもありませんね。老若男女。でも、特に苦労もせず様々なことが与えられる中で日々過ごしているのとは違う昔、昔。聖書の中のお話の一つである「モーセさん」の3回目を今日終了しました。自身がエジプトの王女様に助けられて生き延び、事件を起こしてからエジプトを追われ、それでも神様からのお声で、イスラエルの民を救うためにエジプトに舞い戻ります。そして、様々な奇跡を起こし、エジプトから逃れる許しを得ますが、我に返ったファラオ王はやはり、イスラエルの民をつらい仕事に就かせるべく、家来を使って追っかけます。前は海、後ろは敵。モーセさんは、そこであのアーモンドの木で作られたという杖を振りかざして、水を分け道を作るのです。イスラエルの民の新たな出立です。追っかけてくる敵は、モーセさんの一振りで、水は元に戻って全員水の中に消えてしまいます。しかし、民は、助けてもらったモーセさんに感謝はするものの、水も食べ物もなくなってくると不平不満を漏らします。そう、空腹になっては生きていけないのですから。でも、神様は見捨てることはしません。岩肌から水を、空腹には荒野でマ(ン)ナを降らせ、改めて生きることを問われるのです。こうして、命を助けられた民は、大喜び。神様のことを忘れ、偶像を拝み、狂喜乱舞する感謝を忘れたその姿を見て、モーセさんは一人シナイ山に登り、祈りを捧げます。そして、神様は人間に対しての戒めを書いた石板の「十戒」をモーセに授けられるのです。生きていくための「お約束」と子ども達に伝えました。その後、40年を過ごし120歳で亡くなったという「モーセさん」のお話でした。

f:id:encho-sensei:20170925201514j:plain f:id:encho-sensei:20170925201111j:plain f:id:encho-sensei:20170925201115j:plain f:id:encho-sensei:20170925201552j:plain f:id:encho-sensei:20170925201123j:plain 

それぞれの時代にいろんな生き方がありますが、今、私たちが置かれ、引き継がれている「命」には、やはり、食べ物、飲み物が基本となり、自分の意欲「頑張ろう」と思う心が大切なのですね。緑組の子ども達は、エジプトのピラミッドに負けないくらいの気持ちを持って、縄跳びに挑戦しています。たくさん、いろんな跳び方で跳べるようになるに越したことはありませんが、その基本となる、「跳ぶ」ことにまずは挑戦しなければ。今、緑ぐみが自分自身に挑戦して、自分に打ち勝つ「克己」に挑んでいます。これからのなが〜〜い人生、幾度こんなことに出会っていくのでしょうか。頑張れ!へこたれず、自分なりの道を見つけるためにも、こんな機会が必要ですね。

f:id:encho-sensei:20170925201128j:plain f:id:encho-sensei:20170925201135j:plain そして、いろんなことをするためには、「食べる」ことをしなくっちゃ。今日はパン給食。美味しい「マナ」に通じるものです。

f:id:encho-sensei:20170925201139j:plain f:id:encho-sensei:20170925201142j:plain f:id:encho-sensei:20170925201157j:plain また、今日で実習を終了された聖母女学院短大の実習生達。トータル4週間でした。最後の感謝イベントをご披露。それはマジックでした。子ども達は目をキラキラ輝かせて、興奮して見ていました。きっと自分もやってみたいなあと思っていたのではないでしょうか。でも、ちょっと寂しことがあるのですよ。この学校の保育科は、今年度で閉学部になるのです。最後の学生。最後の実習生なのです。最後となるのはとても悲しいこと、とても寂しいこと。だって帰る学校=場所(先生)がなくなるのですから。でも、最後の学生として、学校の誇りを持ち、新たな道を歩めるように、頑張って欲しいものですね。素敵な先生を目指して下さいね。お疲れ様でした。また運動会に見に来てくださるそうですよ。もう一つの学校(華頂短大)の先生と一緒に。みんな頑張ろうね。

f:id:encho-sensei:20170925201201j:plain f:id:encho-sensei:20170925201206j:plain f:id:encho-sensei:20170925201210j:plain f:id:encho-sensei:20170925201214j:plain