今日はお母さんの勉強会

今日は、予報通りの真夏日。明日は今日ほど気温が上がらない様ですが、なだらかな気候の移り変わりにはならないので、本当に体調を崩してしまいますね。お気をつけください。

今日は京都市私立幼稚園協会主催の前期PTA総会とセミナーがありました。年度のバトンタッチでした。そして、セミナーには「ヒトの育ちについて知っておきたい3つのこと」という演題でのお話でした。20歳の頃、ゴリラを見て大変な衝撃を受け、興味を持ったとのことでこの道に入られたと言われておりました。また、幼い時に、お母様が「本の部屋」を作ってくださって、自分の管理のもと、自分の好きな本(絵本)をいっぱいいっぱい読まれたとのことです。絵から受ける想像の世界、かけめぐる感性・・。お子さんが AD- HDとのことで苦労されたお話もされました。脳障害と言われるが、同じ親から生まれた双生児の一人が発達障害であっても、もう一人が必ずしもそうではないと研究から解ってきているとおっしゃっていました。その要因は遺伝でもあり環境によるところもあるとおっしゃっていました。近年、未熟児や低体重の赤ちゃんの誕生が増えているとのこと。また出生率が低いところへもって、発達障害が目立ってきて、全体に占める割合が増えているのは仕方がないともおっしゃていました。赤ちゃんとの接し方により、脳の発達に刺激を与えることや思春期における脳の発達による感情のコントロールの難しさ、感受性期(環境の影響を特別に受ける時期)があること、その他、とても理論的に学術的に、子育てをしてきた者にとっては深く頷ける内容をお話してくださいました。チンパンジーの親は、子供が自分で試行錯誤してやってみて体得するのをじっと見守るそうです。人間もそのことがとても大切ですねと。そして、最後に①発達は凸凹である。(スムーズな上り曲線ではない)②胎児から学習している ③ヒトは相手の心を読みすぎる動物である。ということのようです。俗に、人間と動物と区分けして話したりするが、人間も動物。99,8%人間と霊長類は同じであるとのことです。今度動物園に行ったらじっくりとチンパンジーの観察をしてみてはいかがでしょうか。そして、お腹の中でじっくりと赤ちゃんが育つような、お母さんの体作りも大切ですね。

プラスoneで、少子化に歯止めをかけてくださるのもいいですね。

今日はこひつじの会から2人のお母さんが参加してくださいました。またご報告を待って、ご一緒に考えてみる機会があれば嬉しいと思います。お疲れさまでした。

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