今日は誰の隣に座ろっかなあ!?

今日は晴天に恵まれ、お庭でお部屋でいっぱい遊んだ子どもたち。みんなで力を合わせて綺麗にお片付けをし、手を洗い、トイレに行き、みんなが揃うまでご自分の好きなご本を選んで、ご本読み。どのクラスも、毎朝同じことが繰り返されている大切な朝のご準備です。それぞれの席に座り、次のプログラムに進むことになります。今日は、そこへお邪魔しました。緑組のホールに。ちょっと気になることがあって。みんなが緑組のバッジをつけてすでに2ヶ月半。すっかり背も高くなり、小さなお友達のお世話も上手になってきました。でもちょっと気になることが。それは、自分の席について、いえ、つこうとするときに、何故かよくもめているのです。自分の席がわからないのか、他のお友達が違うところに座ってしまうのか、気がついたお友達がそのことを口を出しすぎてついつい誰かを責めてしまったり、自分の言い分を主張して小競り合いになったり等々。いろんな状況を耳にして、ちょっとみんなの顔を見に行き、お話をしたいと思ったのです。朝、お時間になった時の席をその日一日同じ場にすること。(先頭と尻尾のお当番さんは動きません)その時、男の子と女の子が交互に座ること! ???さて本当にそのことができるでしょうか? で、男の子の人数と女の子の人数を数え、何人の差があるのかをみんなで確認し合いました。ということは、女の子の方が2人多いから、交互に座わろうと思っても、どこかで女の子が重なること。昨日のように、ジャンピングがあったり、歯科検診があって、場を動くことがあると、その度に誰かがどこに座るのか、どのように座るのか、等々を考えた時に、自分だけ準備ができたからと言って先に座りに行くというのでは、ちょっと時間のかかるお友達がいることをどうおもう? と。そのお友達だって早くしたいと思っているかもしれないこと。いろんなお友達がいることに気づいて欲しいということ。その日一日同じ順番で座ると、まだのお友達の場所を空けてあげて待ってあげることができる。まだだったら手伝ってあげようと思うこともある、誰がまだなのかにも気づくことになる・・・。お友達のことを知りたいと思って欲しいこと、気がつくってことはとても大切なんだということを話に行ったのです。緑組なんだから、譲ること、待つこと、譲れることをしっかり覚え、頭で考え、心で感じ、体を使ってお友達のために自分のためにできることをして欲しいと思います。我関せずでは困りますので、具体的にどうすれば良いのかを折に触れて伝えていきたいと思います。すると、みんなが声をそろえて「はい!」とお返事してくれました。もめてそれぞれが考え、自分の考えを出し合い解決に向けて話し合うことは大切です。年長だから。でも、まだそこに至らないなら、いろんな具体的な話をして伝えていかねばならないですね。次に赤組さんにもお邪魔をして、緑組さんでお話したことをほんの少し赤組ようにお話してみました。園長が朝のお時間にお部屋に入ってお話をするってことは、できるだけ控えてしないようにしていますので、子ども達は、ちょっぴり緊張し、一生懸命お話を聞いていました。見てください。赤組も緑組もこんない背中を伸ばし、キュッと頑張れるようになっているんです。一つ一つを経験し、考え、親切をすることと、構いすぎることとは違うことを知りながら、お互いを受け入れて欲しいなあと思います。子ども達の成長がでこぼこであることを素直に受け入れつつ、見守りたいと思います。

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