一段と寒くなった今朝。子ども達もモコモコだの、もふもふだのと見るからに暖かなコートを着てくるようになってきました。そして、「おはようございます。先生ありがとうございました」と退院から幼稚園に戻ってきたよ。よかったね。幼稚園のホールに行くと、ミドエイ組のお友達が、「T〜〜くん！」と駆け寄り、 Tくんはハグ攻め。子供達の素直な素晴らしい表現です。
それから、今朝は、pre-preにお邪魔したくて、遊びに行ってきました。思い思いで遊んでいる子ども達。スポンジブロックの上を歩いたり、運動会の時の赤組さんの忍者のように這っている子、もちろんおままごとコーナーで遊んでいる子、ブリオの磁石のつながりを真剣に確認しながら繋げている子、玉サシで遊ぶ子、スポンジブロックの円筒形の形を転がしあっている子・・・様々な遊びに戯れているのですが、大人（先生）が一緒に遊んでいるとそこそこ続きますが、それでも、５分程ぎゅっと楽しめば次々に遊びを変えていくのもこの年齢の特徴の一つですね。もちろん中にはとめどなく同じ事に集中する場合もありますが、自由な時間には動き回って体を動かし、たくさんの自分の興味に合わせてどんどん経験を広げていって欲しいと思います。それに、「いや！ いや！」もまだまだ継続中の場合、少しづつ抜けてはいっているものの、これは！と思う時にはなかなか譲れない場合が多いんですね。この意地も大切。これが次第に解けていくことがなんと面白い、そこに少しづつの成長が見届けられて、身も心も成長を見せ、我慢という素晴らしい内面成長が見られるようになります。一人一人の存在を確認しながら、そのお子さんに合った援助を惜しみなくさせていただかねばなりません。小さくても、先生を信頼し、お隣にいるお友達の存在が気になり始めて、さらにまた自分より大きなお友達にも目を向けられるようになってきます。縦の関係性が作られていくのですね。そして、自分自身もこの小さな集団の中で「がんばろう」「・・やりたい」「褒めてもらおう」「・・・でも、僕（私）の方にも向いて欲しいねん」等々。小さな胸は、心は様々な揺れを経験しながらもしっかり心で捉えられるようにもなっていくのです。私たちが判断をして、あれこれ言うべきではなく、そのお子さんに合った成長を神様がさせて下さっているんだと思っています。そして、今日から小花組に入園した Tくんは、お兄ちゃんと一緒に毎日幼稚園にきたくてウズウズしていたことが実現しました。 もう一人は、ご両親が小花組への入園をいつからにしようかとお考え下さっているところに、本人のMちゃんがお隣の花組さんのことを気にしてよくお話しするようになってきた、お決めくださったその背景には本人の意思が半分以上あったとお聞きして、とても嬉しく思いました。そして、お父さんは「しっかり自分で認識できるようになるのですね」と登園後にお声掛けくださいました。そうなんですね。これこそ縦のつながり、縦の関係性で、今日は1日花組の子供たちがしっかりお世話していたそうです。大人が必要以上に心配することはないのですね。子ども達の世界で、しっかり縦の関係が築かれ「任せて！」と思うお世話係が登場します。自分がしてもらったら、また他の人にもしてあげられるようになるにです。とても素敵なスパイラルなのです。
二人のお友達、小花ちゃんへのご入園おめでとうございます。
