(大型)絵本に魅せられて

今日は、花組さんで咳・鼻水・熱等々でお休みしたお友達が10人、早退のお友達も含めて11人。そして、赤組も緑組もそれぞれ一人ずつのお休み。でも、インフルエンザでのお休みは、そのうち一人だけ。今年のインフルは、高熱でなくても陽性であることもあるらしく、欠席のお電話をいただいた場合には、念のために検査を受けていただくようにお願いしました。錦林小学校でも学級閉鎖が出たとのこと。じわじわ迫ってきている様子。十分な手洗いを何度もなんども施行することが大切ですね。再度お伝えします

さて、今朝の本にまつわる ある2場面。朝早く幼稚園にやってくるお友達は、先生の膝?を独り占めにして、絵本の読み聞かせをしてもらっているのです。次々やってくるお友達も順次仲間に加わります。朝7時半〜8時半までにやって来る友達は、ある時はボールで、ある時は縄跳びで、ある時はこうして絵本を読んでもらったりして過ごすのです。子ども達が絵本を読んでもらっている時のなんて真剣で、食い入るように見つめるその目。たとえ自分が知っている絵本であっても、子どもたちにとっての繰り返しはとても大切な学習の一つなのです。また、もう一場面は、赤組さんの分級のとき。聖マリア幼稚園では、自由遊びの後、トイレを済ませて、それぞれのお部屋で絵本読みをして、みんなが揃うのを待ちます。先生がお名前を呼んでくださるその時まで。この時間は、自分が絵本に向かうとても大切な時間なのですね。自分で向かうことと共に、お友達が何を読んでいるのかな?自分がまだ読んだことはないけれど面白そうな(「楽しそうな)絵本を読んでいるんだな。次はあれを貸してもらおう、と思ったり。貸してもらったり、貸してあげたり、言葉でのやり取りを交えて、譲ったり、譲られたりすることもあります。そんな毎日の中、今日は、大型絵本を出してきたお友達。(この大型絵本、時には先生に読んでいただくこともありますが)さあ、みんなが集まってきました。大型絵本を取り巻き、ああだ、こうだと話しながら、指で示しながら、話題を共有しながら仲良く見ているではありませんか。素敵ないい気分の、良い雰囲気で過ごしているなんとも可愛い赤組さんの朝の姿でした。当園では、絵本読み、読み聞かせ、そして図書の貸し出しと返却は、保護者のボランティアのお力をお借りしながら、とても絵本を大切にしてきました。絵本の魅力。それは子どもたちにとっての夢の世界の始まりなんですね。世界を探検できる素晴らしい教材なのですね。気が付き、発見し、納得し、感情を沸き立たせてくれ、知識欲を満たしてもらえる、などなどそんな素晴らしい、子ども達になくてはならない世界なのです。絵本から現実の世界を当てはめて自分の経験として体得していくことにもとても大切な教材なのです。絵本の世界を少しずつ自分のものにして、知識として脳裏に焼き付けていく。そんなことを繰り返している間に、先生の素話にもじっくり集中して耳を貸し、内容に踏み込んで、理解して、楽しむことができるのです。子どもたちの毎日は、集中する時と、賑やかに楽しむ時とのバランスある教育内容でなければなりません。自分に向かう時、共同、協力、協働する時。年齢と共に様々なお友達関係を築いていくためにも、じっくり取り組める時間を大切にしなければなりません。絵本を通して、心の養いも十二分にして欲しいと願っています。どうぞ、ご家庭でも、大好きなお母さんやお父さんの膝の上で、じっくり同じ方向を向いて過ごせる大切な時間をお過ごし下さい。今、この時しかありませんから。

f:id:encho-sensei:20190129221633j:plain f:id:encho-sensei:20190129221637j:plain  ともdちと楽し先生、これ読んで!」                                                         

f:id:encho-sensei:20190129214007j:plain f:id:encho-sensei:20190129214010j:plain f:id:encho-sensei:20190129214015j:plain f:id:encho-sensei:20190129214019j:plain  「これ、なんや! おもしろいなあ。」「わっ! みてみ!」    f:id:encho-sensei:20190129214024j:plain f:id:encho-sensei:20190129214027j:plain f:id:encho-sensei:20190129214347j:plain f:id:encho-sensei:20190129214351j:plain 素話にもしっかり耳が傾けられます。春の集いへ・