今日は、京都市私立幼稚園協会PTA連合会の前期総会と家庭教育セミナーの日でした。
当園からもご参加くださったお母さんありがとうございました。講師の先生は、モンゴルの日常をお話くださいました。その中で、放牧民の生活、子育て、羊やヤギの飼育、繁殖などをゆったりとした口調で、ご自分の子育てにも触れられながら、時には笑いを誘っての和やかな良きセミナーでした。そして、人間には10歳というターニングポイント(自立)がある事も。最近、感じます。子育てに於いて、できるだけ人に預けたいと思われる方、あるいは「可愛い、可愛い」で、そのお子さんがしっかり成長しお友達を求めているのになあ、でも離したくない!と思われる。という両極に分かれるのではないかとさえ感じます。多くの先生方の一致したご意見です。一昔前に比べると、就園年齢が低下してきている事やすぐ近くに身内がおられないとか、お母さんの就業率が高くなってきている等々。今日の先生も2030年には、全女性が就労しているだろうとおっしゃっていました。勿論、お子さんがあっての話です。刻々と変化していく幼児教育・保育の行政主導の環境。でも、それを見据えながらも、いろんな分野の先生のお話を聴き、自分たちの日々の生活に良き事は取り込んでいけるように取捨選択していけると嬉しいなあと思います。お母さんがたも勉強なら、勿論先生たちも勉強なんですね。自分たちの中だけの囲いの中のみでは、「井の中の蛙」新しい事への感覚が研ぎ澄まされません。子供たちを真ん中に、お互いに頑張りましょうね。
PTAセミナーに参加している間に、見てください。子ども達はお庭で一生懸命に遊んでいます。そして、遊んだ後は緑組の主導で「洗い当番」をし、他のクラスの子ども達は洗われたおもちゃを納屋まで運びます。みんな得意の巻で協力できるのですね。緑組がいてこその縦の関係が成り立っています。子ども達が作っていったお約束です。こうして楽しく遊ぶ子ども達の姿は、私たち大人が守らねばならない大切な子ども本来の姿です。小さい時から様々な投げかけが必要ですが、決して投げかけすぎないでくださいね子ども達が、今、何がしたいのか、何に興味を持っているのか、今ある姿を懸命に満足できるような経験をする事で、子どもの考えが広く深くなるに違いありません。与えたい環境、日々の中から紡げる事もいっぱいあるでしょう。その上で、子ども達自身が自分を見つけていける将来につながると嬉しいですね。
緑組さんは、私たちの命を、体を養うために何やら相談をしています。はて? さて?お楽しみにしていましょうね。そのうちみんなもお相伴にあずかれる事でしょう。