子ども達が様々なお友達との関わりを持ち、影響を受けるってこんなことなのですね！と改めて思うことです。お友だちの素敵な遊びをみて興味関心を持ち、子どもが格好いいなあとできるお友達に憧れ、あの人みたいにやってみたいと意欲をそそられ、なんとかして上手に回してみたいと思うと、こんなにも一生懸命練習をするんですね。年長児からの、あるいはお友達からの影響の凄さ、憧れとはこんな形にも現れるのです。毎年お正月を迎えると日本の伝承遊びとして、コマや羽子板、かるた、トランプすごろくetc.を出してみんなが遊び始めるのですが、今のこの時期になるまでこんなにみんなが熱中して、お互いが切磋琢磨して、「見て、見て」「写して」とやってきて、みんながコマ回しに白熱！「私もやらせて」というと何人もが手を差し伸べコマと紐を貸してくれようとするのです。久々にやってみました。手の上に乗せたり、お盆の上に乗せたりできていたのに、「あれ？おかしい！」今はただ床で回すことだけしかできなかった、おてんば園長。ひとしきりワイワイ、キャーキャー言いながら一緒に楽しみました。緑組も、赤組も、花組も、女の子も、楽しそうでした。昔は、近所の自分より大きい人から、あるいは兄からこんな遊びを教わり、外で、家の前のたたきで練習したりしたものですが、かつての外遊びが、屋内での遊びに変わってきています。ジャンピングで教えてもらっているボール投げやキャッチボールもまた然り。時代の流れ、社会の変化での子どもたちの遊びの有り様もずいぶん変化してきていますが、子どもたちの安心安全な遊びを保証していくためには、致し方のないことでしょうね。とにかく何でもいいからお友達と一緒に、ワイワイ言いながら、教え、教えられて、大いに遊んで欲しいと思います。昨日のおかえり後のお庭での遊びも本当に楽しそうでした。「オオカミさん、今何時？」はじめの一歩のように楽しんでいるのです、縦の関係を紡ぎながら、一緒に遊びたい人拒まずみんながみんなを寄せて上げながら・・・。このマリア幼稚園の大切な思いをしっかり子ども達がキャッチしてくれていることに、改めて嬉しい気持ちになりました。そして、これはとっても大切なんだことなんだと、いつまでもこの良き関係をつないでいって欲しいなあと目を細めて見ていたのです。
