昨日、お時間になってすぐに、子供たちは宅急便の人に変身。ねずみ宅急便だの、羊宅急便だのといいながら、「わっしょいわっしょい」ととても楽しんで重いものは力を合わせて、運びます。一人で「うんとこしょ」と自分の力を振り絞って、頑張って運んでいる緑組もいました。こうして、行事のたびに荷物を運ぶのは大変!と思うのは大人の感覚。子供たちにとっての行事に向かう大切な準備のひとつなのです。そして、これは赤組にならなければ、緑組と一緒に運ぶことはできません。力を合わせなければいけない大切な「協力」なのです。緑組は、赤組と一緒に運ぼうとすると、赤組が持ちやすいように考えなばなりません。歩きにくい方は緑組が歩いてバックで運ぶこともします。そして、重いものはみんなで持つと軽くなるということも学びます。日々の生活の中で、こんな風に持ってものを運ぶこともなかなか経験できませんね。この幼稚園でのたくさんたくさんある学びの中での大切な一コマなのです。見えないうちに子供たちに力と、思いやりと考える工夫が身についている、大切な育ちの一コマです。
そんな風にして、準備したホールで、練習が始まりました。合同練習にするかしないか?!と先生たちが子供たちの疲れ具合を考えている間、子どもたちは、お庭で思いっきり遊んでいました。かくれんぼ・おままごと・砂遊び・かくれんぼ・警泥・木登り螺旋滑り台etc. お日様が照っていたのでとても気持ちよく遊んでいました。
そして、お時間になって、やはり明日一日のみの合同ではちょっと不安な感じ、ということで、合同の練習に。上手にできていることは割愛して、もちょっとと思うところの練習をするということで、子どもたちは頑張ってみました。ちょっと疲れるかもしれないけれど、頑張るっていうことの素晴らしさを見て、安心しました。練習の回を重ねることにより、やはり上手になるのです。子ども達がそれを実感できるようにするためには、先生の声かけがとても大切です。ご自宅でもそうですね。子ども達って、自分が本当にうまくできた!と思うことを褒めてもらえると本当の自信につながります。でも、ちょっと褒めておいた方が良いのかもと思うような褒め方は、子どもの心に届きません。先生達はとても大切な役を担っています。勿論叱咤激励することも欠かせません。ピッ!姿勢を正して頑張ってもらわねばなりませんからね。そんなメリハリを子どもなりに体得して、自分自信の自尊心をも養っていくことになるのですね。上手になりまししたね。もう大丈夫でしょう。さあ、明日一日の練習頑張ってくださいね。「明日、私は、おはようございます。と入れ違いに 行ってきますと、お出かけしてきますから、頑張ってね」と子ども達に伝えますと、「どこへ行くの?」「京都中のようちんのお母さん型のお勉強会があるので、そこへ行ってきます。」「あさってはいんの?」「もちろん!」「朝からずっといる?」「もちろん、ずっといるから頑張ってね」「はあい」すると、おかえりの時には、「園長先生、明日お仕事頑張ってきてね!」「ありがとう。最後の練習頑張ってね」「うん」との会話を交わしたのです。本当に子ども達って素敵、なんて心を癒してくれるんでしょうか。毎日、ありがとう、ね。本当に。