一週間ぶりの卒園式の練習

今日は5日。24節季でいうなら「啓蟄」という日。うちの中に潜って冬越しをしていた虫達が、暖かくなって土から出てくるという日なのですね。一雨ごとに地面の色に変化があり、3匹のやぎのがらがらどんが食べに行きたくなるような、柔らかい草がいっぱい生え始めて、土色(茶色)から緑色に変わってきているんですもの。土から顔を出した虫達も、こうして草が生え伸びてくると、鳥という天敵から身を守ることもできるのでしょうね。神様ってすごい! 大自然の巡るそれぞれの季節で、小さな命を誕生させ、育み、守り、種を落としてまた新しい命へと繋いでいって下さるのですから。

そんな風にして神様に守られ導かれてきた緑組さん。2回目の練習。そして「思い出の声」のCDに録音していただくために、お礼拝の歌や祈りの録音もしていただきましたね。本当に大きくなってきました。私たちは毎年のことながら、本当の子ども達の成長には目を見張ります。子ども達が命を頂いた「はじめ」から3年〜6年のわずかなこの年数にこんなにいろいろななことが出来るようになってくるのですから。こんなにお友達を思いやることができるようになるのですから。お友達の困りに手を差し伸べることができているんですもの、素晴らしい! もちろん、個々人、学年での違いはありますが、子ども達はそれぞれに素晴らしい命・賜物を頂いていることを自覚しなければなりません。周りの大人はしっかりと見届けながら、神様のお導き、お見守りに応えられるように、しっかり子ども達のさまさまに気づき、大人が子どもの成長に順応していかねばならないと思うこともあります。小さな集団だけれど、だからお友達との距離も近く、お互いの気持ちが伝わりやすくなり、助ける時にはすぐに手が差しのべられる。でも、すぐに揉めることもあるのですね。子ども達が育つこと、①自分自身のことがしっかりできる。 ②側にいるお友達の気持ちを感じ、受け入れていく、受け入れようとする社会性の芽生えと確立。③自分とお友達が共に育ちあい、共同で何かができるようになっていく。こんな風に私たちはそれぞれの学年での大まかな目標を(それは子ども達が歩む道=発達過程でもあるのですが)持ち、学年や集団の中で育まれていく大切な力と考えているのです。勿論ただただスムーズに成長というわけにはいきません。もめます。謝ります。仲直りします。「え? 今お友達は、何をかんがえていたのかな?」「あ! ごめんね。」「いいよ」あるいは、「やめてね!」「あ! ごめんごめん。痛かった?」などなど、様々な言葉を駆使して社会性を紡いでいくことになります。

さあ、あと10日です。卒園式、修了式までは。今の間に大いに喧嘩をし、大いに相手を知り、いっぱい謝って、それぞれの大好きなお友達との絆を深めていってください。学校へ行けばお友達も増えますが、また初めからそのお友達を知っていこうという時がやってきます。そして、新たなお友達を受け入れようとするし、受け入れてもらえるようになるのですね。そうそう、仲良しの大好きなお友達との出会いです。幼稚園でも、新しいお友達が入ってこられたら新たな出会いが生まれるのです。楽しみですね。嬉しいですね。でも本当は、ちょっぴり寂しいですが・・・。

さあ、明日は晴れるかな? 寝る前にお祈りをして・・・良い週末をお過ごし下さい。

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