久しぶりに楽しかった!

今日はとても過ごしやすい一日でしたね。油断すると風邪でもひきそうに涼しく、時折寒く、お庭で遊ぶのにも心地よい時間が過ぎて行きました。今日の一日を振り返って。

お庭で、たね探しをしていました。今日の教材の為に。今日は緑組の担任が、私用で欠勤させて頂いたので、久々に園長が子ども達と一日を共に過ごすことになったのです。

f:id:encho-sensei:20181012211339j:plain f:id:encho-sensei:20181012211342j:plain f:id:encho-sensei:20181012211344j:plain f:id:encho-sensei:20181012211348j:plain f:id:encho-sensei:20181012211351j:plain

ホールでは、おままごとのパーティーグッズのおもちゃを新しく補充した為に、それに取り付かれた緑組が、思いっきり楽しんでいました。あと半年で小学生だから、今の間にいっぱい遊んでおくのもいいですね。

お庭でもお外でもいっぱい遊んで、9時45分に「お時間」皆で協力して、お片付け。

f:id:encho-sensei:20181012211355j:plain f:id:encho-sensei:20181012211357j:plain f:id:encho-sensei:20181012211401j:plain f:id:encho-sensei:20181012211404j:plain 

緑組の子ども達に声をかけました。「緑組さん、私と競争。トイレに行ってご本読みをして待っているのと、私がご用を済ませてホールに戻ってくるのと競争するよ。」すると、えらいこっちゃ!と大急ぎで、声を掛け合っていました。そして、戻って職員室からそっと様子をうかがっていると、相変わらず座る順番で、ああでもない、こおでもないと、まだ絵本読みには至っていません。今日は、こんなことを考えていました。真ん中の黄色い丸から1歩外に自分の椅子を置いて、小さな丸になって座る、よいうことを

そのことを伝えてから、先生用の椅子を置きなおすと、それにつられて自分の椅子を置きはじめました。でも、隣へ隣へ置くということに気が入って、黄色丸から1歩外という初めての言葉?には気も止めていません。それより自分が誰の隣に座るのかということに注視しているのです。なので、丸にはなりません。こうして座るということ・・と説明し、どんな風にするのかを知らせて、緑組だけの小さな円をつくって、絵本読みが始まったのです。今日は園長先生が緑組さんと一緒に過ごしますのでよろしく。

f:id:encho-sensei:20181012211406j:plain f:id:encho-sensei:20181012211409j:plain f:id:encho-sensei:20181012211411j:plain f:id:encho-sensei:20181012211414j:plain f:id:encho-sensei:20181012211418j:plain

そして、まず、今日は朝から何をして遊んだのか、どこが楽しかったのか、を一人づつ発表の場を設けました。自分のしたことだから説明がしやすいのですね。でも、人の話を聞かずに自分が発言しようとする。いえいえ、「今は、あなたには聞いていません。・・のお話の順番です。」「人の話を聞いてくださいよ。」と。我慢をしっかり意識付けてもらいたいことと、自分の番の時にはしっかり話すことを知って欲しいのです。さあ、それから、毎日読んでもらっている本の続きを読もうとしました。「今日は何ページからなの?」みんなぽか〜〜ん。「そんなこと聞いてへん」と。じゃ、と説明を始めた園長。この本は、全部で何ページあるのか、H先生が挟んでくださっていた髪はここ、と見せると「あ、半分や!」「なら何ページくらい?」「50ページ」とか「40ページ」とか。口々に。ならば、「何ページか見てあげるわね。」「ええと60ページ」

「じゃ、もし今日読み終わったところが20ページだったら明日は何ページから読んでもらうことになるの?」「21ページ」「じゃ72ページだったら?」「73ページ」としっかり数列は把握しているのですよね。と読み始めて、読み終わって「次は、・・ページから続きを読んでもらってください。紙は挟みません。覚えておいてくださいね。」さらに、お名前準備をしてから、全員出席、今日は何回目。「85回目なの?」「たぶん」との返事。緑組という年長において、小学校まであと半年。幼少連携において、お勉強を幼稚園で教えることはないけれど、生活を通して学習をしていくことはとても大切なのです。それが小学校へ行った時に勉強という教科書を通して学習することにつながるからです。ご家庭でも、日々の生活の中で、大人が投げかけるひとうひとつの言葉で、子ども達の気づきがいっぱい増していきます。楽しく学習できるのが、幼稚園の生活を通した総合的な学習なのです。f:id:encho-sensei:20181012211623j:plain f:id:encho-sensei:20181012211620j:plain 

さあ、赤組さんもホールに出てきましたよ。合同保育の始まりです。で、今日は、やはり子ども達の集中力をより一層高めるために、赤組と緑組で、黄色筋から3歩外にした、先ほどよりは大きな円になることにしました。今年の人数では、半円にしかなりません。子ども達の集中力を高めるために綺麗な小さな丸が出来ました。お礼拝に続いてM先生の素話。子ども達のこの集中力をみてください。

f:id:encho-sensei:20181012211422j:plain f:id:encho-sensei:20181012211425j:plain f:id:encho-sensei:20181012211427j:plain f:id:encho-sensei:20181012211430j:plain f:id:encho-sensei:20181012211433j:plain

f:id:encho-sensei:20181012211436j:plain f:id:encho-sensei:20181012211439j:plain f:id:encho-sensei:20181012211542j:plain f:id:encho-sensei:20181012211545j:plain f:id:encho-sensei:20181012211547j:plain

f:id:encho-sensei:20181012211550j:plain f:id:encho-sensei:20181012211553j:plain f:id:encho-sensei:20181012212209j:plain f:id:encho-sensei:20181012211603j:plain f:id:encho-sensei:20181012211605j:plain

f:id:encho-sensei:20181012211608j:plain f:id:encho-sensei:20181012211610j:plain お話が終わって園長が引き継ぎました。昨日からどのように展開していくのが良いかな? と思いながら、M先生にあるものを買ってきておいて、と。で、袋の中からおもむろに取り出したのは、今日のお話に出てきたカニと猿がかえっこした果物。でも、その果物を見せるということではなく、その中にある「命」を感じて欲しかったのです。これがあるから、これを植えるから、お水を撒くから、これと替えっこしたから、大きな木になって・・・。と、柿を半分に切ってみました。そして、その中の茶色いものに包丁が上手く当たって半分に切れました、思った通りに・・。子ども達に見せて回りました。すると、子ども達の口から「へえ、柿の種ってこんななってんにゃ」とか「これが柿の種?」と。やはり、危惧していた通り。今時の柿は、ぶどうは、種なしが出回っていて、種を知らないのでは、まして種の中の小さな胚芽なんて見たこともなくて。もう一つは横切りにしました。すると、お花のように綺麗にたのの位置が見えるんですね。種を数える子どももいましたよ。では、「皮がついたままではあまり匂いがしないね。ちょっと待って!」と薄くスライスした柿の一切れをみんなの口へ入れていきました。「もし種があったら自分で出しなさい」と。

あっ! 種をお庭に植えるのを忘れたね。また月曜日に。

f:id:encho-sensei:20181012211628j:plain f:id:encho-sensei:20181012211632j:plain f:id:encho-sensei:20181012211635j:plain f:id:encho-sensei:20181012211639j:plain f:id:encho-sensei:20181012211641j:plain f:id:encho-sensei:20181012211644j:plain f:id:encho-sensei:20181012211646j:plain f:id:encho-sensei:20181012211748j:plain f:id:encho-sensei:20181012211750j:plain f:id:encho-sensei:20181012211752j:plain f:id:encho-sensei:20181012211756j:plain f:id:encho-sensei:20181012211759j:plain f:id:encho-sensei:20181012211802j:plain それから、この種があるから、命が生まれ、大きくなって、お花が咲いて実がなるとの一連を勉強しました。種があるから命につながること。緑組のAちゃんと一緒にお庭で見つけた種もみんなに見えてもらったのです。暑い夏から秋へ移ってきた時、しっかり実が、種ができているんです。エノコログサ(猫じゃらし)・ツユクサ・芙蓉・イヌタデ・マンサクのためを皆で見つけてみました。芙蓉はちっちゃな種がいっぱいふわふわ もふもふの中にうずくまっていたよね。「あなた達もちっちゃな卵から出来上がったんだよ!」って。びっくりだね。

 

f:id:encho-sensei:20181012211805j:plain  f:id:encho-sensei:20181012211809j:plain f:id:encho-sensei:20181012211813j:plain f:id:encho-sensei:20181012211818j:plain f:id:encho-sensei:20181012211822j:plain

f:id:encho-sensei:20181012212335j:plain f:id:encho-sensei:20181012211828j:plain                  

そして、皆で柿取りに出かけましたよ。ピアノが止まったら柿を取る。恩物を少しづつ減らしていき、最後は二人の勝負。今日は赤組の金メダルと緑組の金メダルの二人で決勝。マリアいちを決めました。さすが緑組Kちゃん。本当に素早いその早業テクニック。もう一つ柿メダルを差し上げました。

 f:id:encho-sensei:20181012211831j:plain f:id:encho-sensei:20181012212209j:plain f:id:encho-sensei:20181012233850j:plain f:id:encho-sensei:20181012233852j:plain f:id:encho-sensei:20181012233855j:plain f:id:encho-sensei:20181012233858j:plain f:id:encho-sensei:20181012233901j:plain f:id:encho-sensei:20181012233905j:plain f:id:encho-sensei:20181012233907j:plain f:id:encho-sensei:20181012233910j:plain f:id:encho-sensei:20181012233912j:plain f:id:encho-sensei:20181012233915j:plain 今日は、お昼も赤組と緑組の皆で一緒に食べましたヒントを与えると、どの机にも赤組と緑組が入るように子ども達が考えて座りました f:id:encho-sensei:20181012233917j:plain f:id:encho-sensei:20181012233919j:plain  f:id:encho-sensei:20181012233922j:plain f:id:encho-sensei:20181012233924j:plain f:id:encho-sensei:20181012233927j:plain        お昼から早速種探し・・・。お庭でおままごとのおもちゃなしで遊びます。どんな風にして遊ぶかな?子ども達は遊びの名人です。ですが、ここで、お約束。「今長い針が3のところ。9になったら、自分たちでお時間にしてお部屋に入ってくださいね。」果てさて誰が気付いてくれるのでしょう。これも大切な毎日の生活の中に生かされねばならない自分の気づきですね。そして、おもちゃはないけれど、乗り物は OK。いち早くビッグライダーに駆け寄ります。ならば、と、ビッグライダー競争をしました。なかなか運転上手です。慌てて転けることもなくバランスをとって上手に運転していましたよ。で、タイムキーパーならぬ、「あと何分だし・・」と気にしていた緑組のTくんに、ちょっと耳打ち。そしてお誘いの声で、皆お部屋に入ることができ、手を洗って DVD。

1学期のお話の「ヨセフ物語」。そうなんです。人を騙して、いじわるしたけれど、赦していただけたことにありがとう。なんだかサルと同じだね。

今日は、楽しかった。久しぶりに全部の時間を子ども達と過ごせて。またお邪魔します。「園長先生、今日はありがとうございました。」と2人の女の子がおかえりに声をかけてくれました。ありがとう。こちらこそ。