時々雪のちらつく寒い日になりました。気温はそんなに低くはないと思っていたのに、なんと京都の底冷えらしき体感温度になっているではありませんか。そんな寒さの中、今日は、子ども達全員での合同練習をホールで始めました。始めのご挨拶に始まり、各クラスの歌を1曲ずつ練習し、ホールで花組さんが初めて劇ごっこをするということから始まりました。子ども達は緊張と、どの程度に声を出して良いものやら、部屋が広くなった為に、どのように歩き、どっちを向いて良いものやら・・・。言葉の繰り返しの大切さ・面白さと、繰り返しになってくると力が抜けていく子ども達も現れて、ちょっと雷が落ちたようですが、でも、今日一回練習したことにより、きっと次回は大丈夫でしょう。本番の日が決まっている以上、先生達も子ども達も、その日に向けて頑張らねばなりません。上手にできる必要はないのかもしれませんが、子ども達自身が楽しく、次のステップの自信につながるように、懸命に力を合わせて頑張ることの経験をすることが大切ですね。その為には、練習しかないのですね。あと1週間の間に、頑張りましょうね。きっと、心が温かくなる「春の集い」を迎えることができるでしょう。
そして今日、2階の保育室では、pre-preちゃんがお母さんやお父さん、おばあちゃまを迎えて一緒に楽しい時間を過ごしました。いつものようにみんなが順番に「出席確認」の為のシール貼り。みんなに見える1枚ものを使っています。そして、どこに貼ったら良いのか、必ず先生が丸印を書いて、その上に自分の好きなシールを選んで貼ることにしています。「ここに・・」というより、「この丸がかくれんぼするように貼ってね」という、貼る位置がまだわからない場合もあるので、印をつけること、自分でそれが確認できること(可視化)を大切にしている時間です。それから礼拝。聖歌の1曲の1番のみを歌ってお祈りをします。今日のお休み、誰かな? お休みのお友達の為にもお祈りをしています。お祈りは、自分以外のお友達の為に、ご家族の為に、お花や動物さんの為に・・そのものに心を寄せてみることを知らず知らずのうちに、意識を持ってみることの大切さがあります。「今日もお守りください」「お友達を下さってありがとう」
そして、おやつの時間。一人ずつ、お名前を呼んでもらったら、必ずお返事をして、立ったら椅子を机に入れてからお皿」に入ったおやつを頂きに行きます。「おやつをください」「はいどうぞ」「ありがとう」「どういたしまして」をそれぞれが繰り返して、ご自分の椅子に座って、全員が揃うのを待ちます。今日のおやつは、白い風船というおかきとカタクチイワシの小魚スナック一袋です。おいでくださった保護者の方々にも一袋ずつお持ち帰りいただきました。幼稚園のおやつは、pre-preでも黄組さんのおやつでも、柔らかくて食べやすいものばかりではなく、甘いもの、少し堅いもの、舐めるもの、噛むもの等々、大切な体の部位を鍛える為にお出しするものもあります。そこには、言葉による関わり、この場面でこの言葉を使うというちっちゃな集団での使い方も学びます。椅子の出し入れというお行儀も入り、自分だけが食べられたら良いのではないということも、大切なことです。もちろん「おやつのお祈り」も忘れません。神様ありがとう。そして、静かな時間が流れます〜〜。「お茶のおかわりください」とお願いする言葉もあちこちから聞こえます
食べ終わったら、一人ずつお名前を呼んでもらってお皿とコップを返しに行きます。そして、手を洗ってから、花組さんのお部屋を借りて、赤いお筋の上にお椅子を置いて、自分でご本読みをするのですね。(読めることを求めていません。待つこと。絵本を楽しむこと。絵をみて自分なりに解釈できるかな?すると、今日は、「紙芝居」で、ボールがコロコロいろんな動物さんが、ボールで遊びます。するとボールがどこかへとんで行って見えなくなったら・・・「ボールさん出ておいで〜〜」と。すると本物のボールが出てきましたよ。いろんなのが。嬉しい〜!
さあ、 K先生と対になって、ボール転がしが始まりましたよ。とっても上手になってきましたよ。ボールはとっても面白い遊具なのですね。子ども達にとって、成長発達を助けてくれる、刺激を与えてくれる、なんとも重要で、必要な、大切な遊びがいっぱい展開できるのです。ご自宅に一つはあるでしょうか? ボール!! なければ今すぐにでも一つ買ってあげてくださいね。体の成長のみでなく、全身にとり、また言葉のやり取りにとても大切なものなのです。何しろ楽しい! んですから。
そのあとは、お家の方とボール遊びです。子ども達は、転がしたり、投げたり、キャッチしたり、お腹の下に入れてゴロゴロしたり・・
楽しい時間を過ごしましたね。どうぞお家でも一緒に遊んであげてください。どんどん遊びが広がっていきますよ。コントロールも良くなってきますからね。 そろそろ11時20分になってきたからボールをお片付けして「さよなら」の時間になりました。お家の人とは一旦さよならです。残されることを察知して、泣き出すお友達もありましたね。お弁当をご一緒してくださるお家の方もおられました。 子ども達にとっては、お家の方と一緒にとても楽しいお時間を過ごすことができました。お家の方々も、幼稚園での2歳児の生活時間を垣間見ていただけて、ご安心いただけたことでしょうか。共に楽しい時間となりましたでしょうか。お寒い中お越しいただきましてありがとうございました。4月に入園してくださるお友達、pre-preクラスに残ってくださるお友達。また新しくお入りくださるお友達もあることでしょう。この年齢でしか経験できないこと、また経験して欲しいとこと考えながら、この園が安心して楽しい場となるように研鑽を積みたいと思います。