２０２０年。ねずみ年になってもう１月がおしまいに近づいいてきました。暖かい冬と言われているものの朝晩はやはり冷たいですね。京都の底冷えはまだまだこんなものではありません。つま先が凍りそうと感じる日はまだ訪れていませんものね。京都人にとっては、暖かいんです。
「さあ、さむいひと ポカポカホテルにとまりにいいらっしゃ〜〜〜い」と花組さんがまってくれていますよ。
「いえいえ、一つ大きな赤組さんは、元気いっぱいお外で凧揚げですよ。ほらねずみさんたちも応援してくれていますからね。」
「僕たちは、お部屋の中でだるま落としでもして遊ぶよ。そしてさ、寒さに負けないように、とっても美味しい栄養満点のチーズをいただくとするよ。こんなに美味しいものはないからね。大きなチーズだからみんなと分けるから、食べたい人、寄っといで！」
「あああ、緑組さんだけで分けるの？ 小さい人にもわけてあげてよね。幼稚園中で一番大きいお兄さんお姉さんなんだからさ、親切にしてくれると赤組さんも花組さんも見習って親切のできる緑組になれるんだからね。」
「ほら、みてみて。緑組さんがジャンピングをしている間に、花組さんと赤組さんはお二階で一緒に絵本を読んでもらったり、お礼拝をしたり・・・。それで、花組さんの今日のお当番さんはね。強い足になって、しっかり床に足がつくようになったからって、赤組さんの椅子を貸してもらったんだよ。この椅子に座ると、不思議ふしぎ、背中がピン！となって、こんなに姿勢が良くなってくるの。先生のおっしゃることがすっと頭に入って記憶装置が働くよ。」「どれどれ、すごいやん。そんなに頑張れるようになって嬉しいね、じゃ、頑張っていますよっていう証拠写真を撮ってあげよ！」カシャ！ 「ほら見てよ、すごいでしょ」と画面を見せて一回り。「で、花組さんだけなの？ 赤組も一緒にいるけれど、誰も頑張っていないの？ あっ！ いたいた よかった」「どうしてMちゃんはその緑組のお椅子に座らせてもらえるようになったのですか？」「今迄イヤイヤって言って甘えていたけれど、この頃は言わなくなったからです」だって。そらそうよね。長くお休みしていたからお家にまでお荷物を届けに行った時、『先生ありがとうございました』 って、とても上等のご挨拶をしてくれたからもう大丈夫ね。ああよかった。みんな大きくなったね。とても嬉しい！もうすぐしたら一つ大きくなるんだから頑張ってくださいね。」「はい！！」とみんないいお返事をしてくれたのです。
いよいよ一つ大きくなる準備が始まりました。子どもたちの目で確かめられることから、それぞれが自覚できるようにと考えています。花組は自分の椅子のシールが外れてもう随分日が経ちました。こうして少し背の高い赤組の椅子に座られてもらええることの嬉しさをみんなが感じ、僕も私も座ってみたい、先生に褒めてもらいたい、とそんな意欲を持って欲しいと願っています。体も大きくなってきて、見えない心の準備を整えていきたいと思います。お家でも「そんなことしてたら・・組になれへんよ」なんていう脅しとも取れるような言葉は慎んでいただき、子供達がほんんとうに頑張っている姿をしっかりとピンポイントで捉え、褒めてあげて欲しいと思います。毎日毎日、頑張ろうと思う子どもたちがどんどん増えて、大きくなる準備ができていきますように。
そして、ホールに降りてからゲーム楽しみました。そのあと緑組とお約束しました。「朝何時に起きていますか」「自分で起きますか」「起きてから何をしていますか」「夜は何時に寝ますか」「寝る前には何をしますか」「一人で寝るのですか」時計の読める人は今日寝る前に、いまなんじかな？って時計をみてから寝なさい。」「読めない人は、お母さんに教えてもらってから寝なさい。」「寝る前には、明日着る服を自分で準備して寝なさい。その服に名札を自分で付け替えなさい。」そして、「朝起きたら今何時かなって、時計をみてください」自分でできることは自分でやってみなさい。それが小学生になる大切な準備なのですから。と緑組一人一人に質問をしながら、その返答ぶりを確認しながら、大きくなることを自覚するように促してみました。
本当にカウントダウンです。自立・自律の大切さです。生活習慣を見直す時です！
