先週のpre-preちゃんと金曜礼拝より

先週の寒さから、少し気温が上昇。動くと汗ばむくらいの土曜日でしたね。沖縄・鹿児島地方では大雨での被害。大変なことになっていますが、ご関係の方々大丈夫でしょうか。被害が広がらない様に・・とお祈りいたします。

さて、先週のpre-preちゃんの写真をUPいたしましょう。花組のM先生のお誕生日を花組とpre-preちゃんがご一緒にお祝いしましたね。すると・・・Hちゃんがノリノリになってお歌を歌い出しました。pre-preのお部屋にお星さまが飾ってあります。その時にみんなで歌ったのでしょうか「キラキラひかる・・・」と。とっても可愛くて。「今はお礼拝の歌だよ」って誰もそのHちゃんのお歌を止めることなく聴いてあげたのです。マリアの素敵な子どもたちです

そのあと一緒にスキップをして、お庭に出て遊びました。

  

砂遊びをしていたMくん。長いスコップを使っていたら、なんと予期せぬことに(長いスコップだから引きずっていたのですね)通った所に道ができたのが楽しくて、スコップを使って庭中に道を作って楽しんでいました。偶然からの発見。子供の遊びが広がっていく瞬間です。

 

 

 私の大好きな滑り台・ジャングルジム・ブランコ・・・

また、お帰りの時、お礼拝堂の前で待っていた時、Yちゃんが余った亀さん椅子を自分の前に置いてパソコンを使う真似を始めました。「先生もお仕事したら?」と隣に座って一緒に仕事をするように勧められました。それを見ていたMくん。「Mくんも〜〜」と言ったので、Yちゃんが向かい合せに場所をつくってあげたのです。そして2人揃ってお仕事開始。そのあと、しっかり体をケアー。体操を始めました。担任がお母さんにご報告すると、パパが在宅でお仕事をされている時の様子だとわかりました。大好きなパパと一緒にお仕事をしているつもりなのでしょうね。子どもたちの家庭での、大人の「真似をして経験を積む」という遊びにしっかり取り入れられていますね。幼い年齢での遊びは、まず真似から入ります。おままごと遊びがまさしくそれですね。お台所に立つお母さん。お仕事してられるお父さん。新聞を読んでられるお爺さん。お花にお水をあげているお婆さん・・・様々なそれぞれのご家庭での大人の姿が、「真似」されて子どもたちの遊びの世界が広がり、言葉と繋がり社会性が少しづつ養われていきます。真似できる環境を私たち大人が意識することも大切ですね。お仕事を見せて下さい。

 

金曜礼拝では、馬小屋でイエスさまがお生まれになり、世界で初めて神様(天の群勢)から「神様のおひとり子がお生まれになった」ことを知らされた羊飼いたち。羊は舎屋内には入らない羊たち。だから、羊飼いも夜も交代して、オオカミや熊などの天敵から羊を守るために、ずっと野原で羊の番をしているのです。そのまっくらな夜に光が差し天の軍勢が現れて、羊飼いたちは恐れ慄きます。天の軍勢はイエスさまがお生まれになったことを知らせ、高らかに歌い上げるのです。「恐れることはありません。良いお知らせを伝えに来ました・・・・」と。ハレルヤが綺麗な声で歌われるページェントの大切な場面の一つです。

白い布に包まれて寝ている赤ちゃんがイエスさまです。嬉しいイエスさまのお誕生です。

 羊飼いたちが恐れ慄いているところ。

天の軍勢から知らされた「世界の救い主としてお生まれになったイエスさま」を拝みに行った羊飼いたちです。

感謝祭の練習をしつつ、金曜礼拝ではページェントのお話が始まっていることもあり、緑組は頭の中で、並行してページェントのお役のこともそろそろ考え始めているようです。今、社会では多様性ということ、ジェンダーということ、インクルーシブということ・・・どれも大切なことで、日々の保育の中でもそのようなことを考えて、柔軟な対応をしていかねばならないことは承知しています。しかし、このページェントにおいて、キャストによっては絶対に男女を考えねばならないこともあるのです。それは聖書のお話を考えたときに、天地創造で神様が初めに作られた人間の位置付けです。で、緑組の子どもたちに「神様が一番初めに作られた人間のお名前は誰でしたでしょうか?」「ダビデさん」「ヨハネさん」・・・という返答。2学期に入ってからのお話を覚えていてくれているのはありがたい。でも、でも・・・。

「その人間のお誕生がなかったら、ダビデさんもヨハネさんもそしてイエスさまも生まれないのよね」と。「お昼ご飯を食べながら、話し合って、みんなで思い出しといてください」と伝えました。さあ、どうかな !?  お昼を済ませた子、まずはYくんが「聖書ものがたり」の本を持ってやってきました。「園長先生、アダムさん?」「そう、ようくわかったね。思い出した?」「うん」「じゃ、アダムさんの肋骨から作ってもらわはったもう一人はだあれ?」「???」「ここをよんでごらん」ということで、その本の索引から一緒に探してみました。それで思い出したあと、「じゃアダムさんて男の人それとも女の人」それぞれの性別を答えてから、「そうやね。そしたら、今日のお話の羊飼いさんは誰がそのお役をしたらいいのやろね?」「男やな」「何で?」「その方が似合う感じがする」「そうかあ。羊飼いさんてどんな仕事をするの」「羊を守る」「どんな風にして」「夜にも狼や熊から羊を守って戦う」「じゃ、女の子がそんなお仕事できそうかな」「そらちょっとむりやと思う」と。などなどお話をしていると、次々緑組さんが私の元へやってきました。答えを得た子どもたちは、きっとその時にお話をした蛇の誘惑なども思い出してくれたのではないでしょうか。なぜ、こんな質問を子どもたちに投げかけたのかと言いますと、多様性の中ではありますが、聖書の物語を捉えた時、基本赤ちゃんを産むのは女であり、その子の父となるのは、男でなければなりません。アダムとエバの2人のこどもはカインとアベルという男の子二人と記されています。子どもが産まれるということの大切な神様が定められた男女の区別をまずは知ってほしいと考えてります。今、いろんな社会があり、子どもの両親のあり方も変わってきてはおりますが、体の作りを考えると男女の区別は必ず考えねばならない大切な、重要なことだと考えています。仕事の内容については臨機応変に考えていくことは必要だと思いますが、実際に男女の区別のないキャストもあります。天使・羊。しかし、毎年の園児の状況により、また今まで踏襲してきたキャストを考えて、必ず性差を考えて決めているお役は、マリア・ヨセフ・小天使・羊・羊飼いです。ガブリエル・星・博士はその年の園児の人数や性差により決めているのが現状です。その辺のことも子どもたちと話し合って、感謝祭後にはキャスト決めていきたいと考えております。さらに大切なことは、自分がやりたいお役に、必ずしもなれないということです。これはページェントのみではなく、感謝祭で行う劇やリズム合奏の楽器の担当なども、決められた中で譲り合ってお役を担うということにより、子どもたちの心の養い(譲る・我慢する。譲ってもらった=ありがとうetc.)になることも大切なことです。保護者の方々にはご理解いただけることを願いつつ、お母様方にはコーラスのご奉仕、どうぞよろしくお願いいたします。