金曜日に赤組さんが写生をしたかぼちゃ。「絵画」という時、いろんな画材があり、描き方にはいろんな方法がありますね。今回、「見て描く」=観察に通じるものでした。そのために担任はいろいろ考えてみました。教材にするものには何が良い?と。秋だから、秋に因んだものを。野菜もあれば実りの秋の果物だっていっぱいありますね。今回は「かぼちゃ」。中も面白いし、時々給食に出るかぼちゃ。ちょうどその日の給食にはかぼちゃの煮物が出ていました。ある子どもは「このかぼちゃ、赤組さんが描いていたかぼちゃ?」いえいえ、「そんなすぐにはかぼちゃ煮はできないね。」という会話もあったそうで。M先生が、子どもたちの前で、かぼちゃに包丁を入れてみました。「わあ !!」と歓声。おうちで「かぼちゃを煮てもなかなか食べないんですよね・・」と言われるお母さんも多いのではないでしょうか。まして、まるっぽのかぼちゃを買われることも少ないように思います。切る方向により、かぼちゃの中身の見え方も変わりますね。もちろんどんな野菜・果物もですが。で、切ってからカボチャを間近にみたり、匂いを嗅いだり、ちょっと触ってみたり・・・。そして白い画用紙に思い思いのかぼちゃを描いてみました。また描き終えたらお部屋に貼ってもらいますので、ご覧いただきたいと思います。で、その後、M先生が園長のところへ・・・「このかぼちゃ、お絵描きしたんですが・・・」自分が持ち帰って、何か作ってくるとは言っているけれど・・お母さんにお手伝いしてもらうのかな? それは気の毒やし・・。これは、私に何とかして下さいということなんやな、と察した私は、「いいよ、月曜日にかぼちゃチップスにしてみようか。サラダでもいいけれど・・・」しかし、サラダにして干し葡萄を入れたのなんて、きっと子どもたちは喜ばないやろうな、と考えてやっぱりチップスにしよか。ということで、持ち帰り、昨日、下拵えをしておきました。スライスしやすいように。そして、スライスをして・・乾かして冷蔵庫へ。
しかしスライスするにも端まで使いきれません。端ばっかりを残して、電子レンジで「チン !」できるようにこれも下拵え。そして、今日の朝、バスのお迎えを終える頃から、かぼちゃの端を使ったサラダとチップスに仕上げたのです。お塩もほどよい感じで振りかけました。pre-pre・花組・赤組・緑組に分けて盛り付けました。ジャガイモより早くに揚げられます。ちょっと油断していたものはちょっと焦げて、苦いかな? まあいいや。苦いことも舌の感覚で覚えないといけないし・でも小さいクラスには可哀想やね。と思い、緑組さんのところに少しだけ焦げかけのを混ぜました。そしてしっかり焦げたのは先生たち事務所グループで頂いたのです
家で作ると、購入したものとは違い甘くもなれば辛くもなり、酸っぱくもなれば苦くもなりますね。それが、小さい時に養われる舌で感じる「味」を知っていくことになります。そんな味があって初めて「美味しい」を知ることになるのですね。かぼちゃのマヨネーズ和えも、赤組の子どもたちの中には、今まで食べたことがなかった子どもさんもいましたが、一口食べて、「これならタンべられる」とおもったのでしょうね。黙々と食べていたそうです。良かった !!
こうして、今日のカボチャチップスは出来上がりました。どのクラスでも喜んで食べてくれたようで嬉しかったです。また今度は、何か違うものを作ってみましょうね。感謝祭の後には緑組を中心に「豚汁」を作り、全員の子どもたちにご馳走してあげることになっていますので頑張りましょうね。子どもがお手伝いをすることの大切さ。それは自分で段取りを考え、さまざまな準備も覚えることができるのですよね。お料理のお手伝いの経験はいろんな場面で役に立つ大切なお手伝いです。そして何かを作る時、子どもさんと共に買い物からご一緒にさせてあげてほしいと思います。おうちでも子どもたちがいろんなお手伝いを通して、自分ですること誰かのためにしてあげること、いつもしていただいていることに感謝すること・・・。そう、感謝祭に向けて、またいろいろ考えてみましょうね。では、今日はここまで。おやすみなさい