8月の生活表より

 夜明けとともに蝉の声が絶え間なく聞こえるようになってきました。蝉の季節は始まったばかり。とりわけ夕立のあとの蝉の声には「夏!!」の暑さが身に滲みますね。そして、ツクツクボウシが鳴く頃になれば、2学期も目の前です。さぁ、そんな蝉さんの声の変化に気付きながら、皆さんはこの夏をどのようにお過ごしになられるのでしょうか。まずは、子ども達のみならずご家族みなさんが健康にお過ごし頂くことですね。これが何より大切なことでしょう。健康あって初めて様々なことに挑戦し、体験できるわけですから。それなら何に挑戦しましょうか?どんな新しいことを経験してみたいですか?それはどこででしょう?そしてどなたと共に楽しい時間をすごしたいのですか?など。これら一つずつを考えると当たり前のことのようですが、子ども達にとってこれらはとても大切な記憶となり、表現となり、自信につながる重要な内容だと思います。どうしてでしょうか。毎年、夏休み前にお渡しする「夏のカレンダー」の活用方法とも結びつきます。それは、学校で言う日記のような扱いであってほしいのです。小学校と違い、大人(親)の関わりが重要で、とても大変だとは思います。提出して頂き、私たちも見せて頂きますが、これを書くに当たって「どこかへ連れて行かねば・・・。」なんて思わないで下さいね。決して遠出を望んでいるわけではなく、子ども達が元気に夏休みを過ごせたのかな?常日頃、遠くにおられる祖父母の方との交信はあったのかな?電話をした!で良いのです。そして、子ども達が「あぁ、楽しかった!」「あんなことした、こんなことした」「だれと?」「いつ?」「何に乗って行ったの?」「どこの降園で遊んだの」「どんなことがおもしろかった?」「どんなことが出来るようになったの?」「お父さんが読んではる新聞に・・・○○のことが載っていた。」「近所の○○おばちゃんに・・・・・・してもらった。」など。9月が始まったら、夏のカレンダーからヒントを得て、私たちは子ども達と様々なお話を致します。個々に、あるいは全体の中で子ども達の緊張を感じながら。そんな中、先生達からあるいはお友だちからの質問を受けた時に、年齢に応じて、その子どもさんに応じて、質問内容が解り、自分の中で何が言いたいのかが判り、相手にそのことが伝わるようにどのようにして話そうかを考えながら。是非ともこのカレンダーをご活用頂きたいのです。ということは、親子の会話が必要だということです。何について書くのか、どんなことが有ったのか、だからどんな気持ちになったのか、を振り返りながら、だからこれを書いてみましょうということです。

二学期は広く深く成長する時、その一助になればと願います。長い夏休み、お元気でお過ごし下さいね。