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5月の生活表より

 植物園の木々や花を愛で、広い芝生でかけっこし、おいしいおにぎりを頬張った「春の遠足」。綺麗な色合いの花々から躍動感あふれる緑の木々。葉の大きさがどんどん広がり、色を増し、自分の存在をアピールしているようです。休眠状態から今に至る勢いは素晴らしく、お日様に向かってまっすぐに伸びようとしているその様は、まさしく子どもが「大きくなるんだよ」というその様に似ていると思います。「私はここ!」「ぼくもここにいるで」と主張している用ではありませんか。今年度から4学年が揃い、その兄姉も含めれば・・・。子ども達相互の関わりは、一本の聖マリア幼稚園という大きな樹にある太い枝が、その合間から顔を出そうとしている細く小さな枝を支えているかのように、支え、助け、共に楽しく遊びました。

 聖マリア幼稚園のこんな繋がりは、卒園生であっても無くても今に始まったことではありません。近年、小学校での入学式では6年生が1年生をお世話するという形が定着してきましたが、当園で、大きい人と小さい人との関わりが持たれはじめたのはいつからなのでしょうか。その記述は探せませんが、この園の成り立ち(信徒子弟を預かることが始まり)と保育形態を考えると、きっと初めから培われていて、敢えて書き留めることではなかったのかもしれません。しかしここ何十年とこの園に関わって下さった方々は、親も子も縦横無尽に関わりを繋いでくださり、どこかで「マリア T-シャツ」や「ひつじ」をまた「京都」を「岡崎」を目にし、口にすることで、新たな繋がりも芽生えていると聞き及びます。ここの保育形態=合同保育の根底にある意識が、子ども達を、保護者を繋がらせているのであると私たちは確信します。一口に合同保育と言っても、集まるだけの合同ではありません。そこには、教職員の意識が全ての子ども達に向き、大きい人(先輩)が小さい人(後輩)をお世話するという関わりの中で小さい人を愛おしみ、見本となり、また小さい人は大きい人に感謝し憧れを持つ。っこの意識が、教職員の言動を通し、日々の保育を通し、目に見えない大切な心を育んでいると考えています。その心が形になると「親切をする」「いたわる」「手伝う」「庇う」「譲る」「許す」などが言葉や行動として表れます。また「褒められる」「叱られる」を見聞きして、個人としてのみではなく集団の中での善悪も学び、そこに感謝も生まれてくるはずです。これら回を重ね学年を進めて体得していきます。繋がりから多くの学びを期待します。