お餅つきの準備②

明日は恒例のお餅つき。ちょっと寒くなりそうな予感。でも、このお餅つきは、子どもたちにとって楽しい思い出のひとつです。それは本格的なお餅つきであることと、お父さんやお母さんにお世話になって家族皆んなで作りあげるものだからです。年に3回、ファミリーで集う行事があります。1学期の大文字登山。2学期の運動会。3学期のお餅つきです。学年を超えての交わりのひと時。小さな幼稚園ならではの人間関係を紡ぐ大切な交わりです。この関係は何年も前に卒園しても続く不思議な、あたかもそこにマリアマジックが窺える、見えない力が働いているようです。神様が繋いでくださっているのではないか?!と。そして、明日は、その力が集まって子どもたちの為にまたお父さんお母さんご自身の繋がりのために皆さんのお力お合わせていただくお餅つきなのです。その準備に来てくださったお母さんがた。ご自分の担当以外にもお互いが助けてられ、昨年経験された方は、今年に伝授されていますし、楽しげな笑い声の中で準備が進められており、その和やかさを感じ取ることができました。どうぞ宜しくお願いします

25年前のお餅つきの前日に阪神淡路大震災が起こりました。その日のその時のことを朝の現場からのニュースを見ながら、自分のその時の状態を思い出していました。起きようとしていた矢先に天井が横揺れしていたのを呆然と眺めていたことを・・・。

お餅つきをしている時に、一人のお父さんの発案で、「お餅を届けようではないか」と、それぞれが食べる分を、持ち帰る分をセーブして、みんなの気持ちを集めて、奮闘してくださったことがありました。昨日の地震の訓練ではありませんが、訓練ありき、でもこれは実際にそんな目に遭われた方でないとわからないものですよねえ。その悲しみは、怖さは。でも私たちができることは何なのか? ボランティア活動! 一言ではなかなか言えないものです。神戸からの園児さんをお受けしたこともあります。また、後日その当時の園長先生とともに同じ系列の幼稚園に何か少しでもと、子どもたちからの手紙を添えて、お見舞いに行ったことを思い出します。東北の震災の時には、チャプレン先生が、福島を拠点に何度も足を運んでおられました。みんなが現地に赴くことはできないけれど、その方々のことを思って祈ること、手をあわせることなら私たちにもできるこのなのではないでしょうか。ご家庭でも、そんな話題を伝え合って、私たちにできることはないのかな? と考え、話し合ってみてはいかがでしょうか。子どもたちがどのような思いや感じ方をしているのか、園児で捉えられる社会事象。そんな話題を食事の時にされるのも大切なことではないでしょうか。

明日のお餅つき、昔のこと、また今現在世界中には難民と称して食べ物も満足に食べられない人々、その犠牲になっている子どもたちがいっぱいいることを覚えながら、私たちの幸せを感謝しながら楽しい時間を過ごせますように。

みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

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f:id:encho-sensei:20200117221950j:plain f:id:encho-sensei:20200117221953j:plain お餅バイキングは、矢印のように並んで下さいね。