今日は久々にお砂場に穴を掘り、水を張って足を入れて楽しそうに遊んでいましたね。勿論定番の三輪車に乗っているお友達も、ログハウスに登っているお友達も・・。思い思いに。
お部屋では、二人並んで、ジグソウパズルを楽しんでいました。
お時間になってから、「3匹のくま」の素話。ストーリー自身は優しいものとして取り上げられていますが、そこは、ベテランの先生、色々アレンジして、お話の中で状況にあわせた言葉を挟み込み、よりお話の情景が理解できるように、ことばの意味も分かるようにと配慮しながら、抑揚も付けて。子どもたちの真剣な眼差しと、ストーリーを追っての共感はなかなか素晴らしいものがあります。それ以前に、聴く態度が備わっていることが何といっても集中力に繋がる大切な態度なのでしょう。その上で、ことばの理解、想像をへて楽しむことができますね。まず目に見える絵本からの内容理解と情景や時空への認識etc. ご家庭ではなかなかできないかもしれませんが、毎日の絵本の読み聞かせなら、していただけるのではないでしょうか。寝る前に、あるいは幼稚園から帰宅してからの一服の時間に、読んであげる、もらう親子の大切な時間を共にしていただければ嬉しいですね。秋の夜長に、虫の声を伴奏にして・・。
お話から派生して、小さい・中くらい、大きいと子どもたちのクラスの言い方を変えて・・。緑組は、背の順番を自分たちで決めて行き、背の順に並んでスキップ。背を比べる時・・背中を合わせるといいね、ということも学びました。みんなで確かめ合いました。大切な事です。
そして、これまた慣れ親しんだ「手のものなあに」のゲームです。先生に指名されたお友達が目を瞑ります。後ろ手を組んだ手の中に、探した物を入れてあげるのです。その物の名前がわからない場合は、たくさんのヒントを与えてもらえるような質問が投げかけられます。例えば、「硬いですか ? 柔らかいですか?」「どんな形ですか」「どんな大きさですか」「どこに置いてある物ですか?」etc. 大人が投げかけることで、子供がどのように答えるのか? その表現力の中に、意図している答えが潜んでいるのか、どんな時に使うものであるのかを知っているのかと次々と質問してもらった後、「わかった !」と答えることができる。そのやり取りをみんなが見つめ、聴き、みんなが分かったと思って、答えを探し出す。通り一遍の言葉のみではなく、その時、そのお子さんに必要な言葉を投げかけ、ヒントにしていくことも、この集団の中で学んでいただき、表現力を養ってもらえれば嬉しいなあと思っています。日々繰り返される言葉をたくさん駆使して話しかけてみてください。楽しい会話になるように。