「おはようございます」「え!もうそんなのが咲いていたの?」「春を見つけて持って行くと言ったので。」とお父さんのお話。そう雪柳がかわいい白いお花をつけていました。川端通りには、レンギョウ、ユキヤナギ、桜の淡い春色が咲きそろうのももう直ぐでしょうね。
「園長先生!これ見て。」カレンダーの一枚を持っていたYくん。「このお さ んと書いてあるおとさの間にちっちゃい つ を入れたらおっさんになるで」と。「ほんまや、よく見つけたね。」と。字が読めるようになると面白い発見ができるようになりますね。
ホールでは、今も続いているこままわし。赤組もどんどんできるようになってきています。「みてみて」「わあ、本当上手に回せるようになったねRちゃんも」と。得意のポーズです。
お庭では、とても良いお天気だった朝、砂場で、ブランコで、またお野菜を植えていたプランターにたくさん生えていた草ぬきも始まっていました。園庭開放で遊びに来ていたDちゃんもお兄さんやお姉さんに混じって遊んでいます。もうすぐお別れのドイツからのNちゃんも、まだ日本語は話せないけれどお友達や先生のしていることをしっかり見て、難なく真似て楽しい幼稚園生活を過ごしています。それに、日本語の歌を、音を真似て歌っているのですもの、子供の適応の能力の素晴らしさに驚くことしきりです。
わずか3ヶ月の日本滞在なのに・・。あと1週間どうぞ楽しんでね。日本語のお歌の意味も教えてあげましょうね。帰国するまでに。
と遊んでいると、携帯から緊急速報。今日は京都市のシェイクアウトの日だったのです。先生たちの携帯は、鳴るものもあれば鳴らなかった先生も。でも、あちこちで遊んでいた子どもたちはおもちゃを置いて、それぞれのクラスの先生の前に集合。人数を数えて安全を確認しました。お庭にいる時の地震ではどこへ逃げましょうか? 先生のおっしゃることをよく聞くことですね。これは日頃の子どもたちの集中力による聴く力も大切になりますね。どこで遊んでいようとも、何をしていようとも、私たちは、目の前の子どもたちの「命」を守ること。尊い命です。そうですね。今日は東日本大震災9年目の日です。数日前から今日の日の特別番組が組まれています。あの日、あの時の凄まじい見るも無惨な自然の大恐怖。被害に遭われた方々またその渦中で戸惑っておられる多くの方々の上にどうぞ少しでも早く安心できる日々が訪れますように。私たちは祈ることしかできませんが、、、共に祈りましょう。
訓練の後はお片づけ。みんなで力を合わせて片付けます。でも、このトラックに・・積んでからと無心に遊んでいたH君。みんなに見つめられていましたが、花組さんだから?かなみんな何も言わずに本人が納得するのを待つことにしたのでしょう。それぞれがお片づけに散らばって行きました。
このトラックかっこいい?でしょ。
お庭には、水仙をはじめいろんなお花が咲き始めています。その中でもひときわ可愛く咲きはじめているアーモンドのお花。本当にとても可愛いですね。そして、緑組の子どもたちがあちこちから声をかけてくれました。自分が植えたプランターにあるチューリップに蕾がつき始めていると。そうなんです。丁寧に草を抜く子どももいれば、お水を欠かさずあげている子ども、愛おしくそっと葉っぱをゆっくり広げて、中に隠れている蕾を見せてくれている子ども。寒い間も土の中でそっとこの芽生えを待っていた小さなお花。この子どもたちがお父さんお母さんになってお世話をすることの素晴らしい意義。これは何よりフレーベルさんの「母の歌」そのものですね。愛おしく、大切に育てる子どもたちのその眼差しに、心震えます。
今新しい芽を出し始めているあなたたちも、愛おしく可愛がられてこんな位大きくなってきたんだからね。感謝を忘れずにね。誰に? 感謝をしましょうよ。