神様、今までこの幼稚園をお守りくださってありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

昨日の勤労感謝の祝日を終え、今日も元気に幼稚園に登園してきてくれた子どもたち。お休みの人もありましたが、月曜日には揃うことをお待ちしていますね。

今日の金曜礼拝は、3人の博士が赤い星に導かれてイエス様に会いに行こうとするのですが、お星様はなかなか止まってくれません。「一体どこまでいけば、救い主イエス様に会えるんだろう」「赤ちゃんに会いたいなあ」とそこへ、ヘロデ王という王様のお城が見えてきました。そこに立ち寄って「ユダヤ人の王としてお生まれになった救い主はどこにおられるのでしょうか」それを聞いたヘロデ王は「自分こそは力のある王様なんだ」とふんぞり返っていたのですが、王様の誕生 ! そんなことがおこったら私が王様でなくなると、とても不安になりました。3人の博士に、「赤ちゃんに出会ったら、帰りはまた私のところに立ち寄って、その話を聞かせてほしい」と伝えました。・・・めでたく黄金・没薬・乳香という3つの宝物をイエス様にお捧げできた博士たちは、その夜神様からの声を聞き、「帰りは王様のところに行かずに、違う道を通ってご自分の国へ帰りなさい」と告げられたのです。・・・このお話の続きは、みんなで心を一つにしてお祝いしたページェントが終わってからのまた来年ですね。

さあ、今日でクリスマス物語を終えました。そして赤組さんの十字架捧持・聖書を持つお役・献金のお当番、そして赤組聖歌隊のグループも決まりました。さて、メインキャストですね。子どもたちの気持ちが揺れています。「本当は・・・・・になりたいけれど ?!」と思っていたり、他のお友だちが私と同じのをいわはるし・・遠慮しようかなと思ってしまっていたり、説明が言えるかな?と心配していたり、絶対私はこのお役と決めているお友だちもあったりと、わずかな人数だからこそ、キャスト決定はなかなか難しいですね。どのお役もとても大切ですね。自分でクリスマスのDVDを確認して、やっぱりこれやなと自分で決定したおともだちもあって。でも、みんなそれぞれにページェントが好きで、すでになりきって遊びの中にページェントをと取り入れている今年の緑組。何年ぶりでしょうか。遊びの中に取り入れていろんな役をやれる緑組さんは。だから、どのお役が当たっても、みんなが担えるのでしょうね。1年生にお手伝いいただかねば、この聖書物語は出来上がりません。また来週まで、持ち越しです。自分がなりたいものになれなかった時、お友だちに譲れるのか。我慢できるのか。悔しいと思ってしまうのか、いえいえクリスマスなんだもの、やさしい気持ちでイエス様のお誕生をお祝いできるように、気持ちよく過ごさねばと思い、考えられるのか?子どもたちの思いにできるだけ添ってあげられるようにお互いがお互いのことを考えてみましょうね。よろしく。

 

 

さてさて、22日の水曜日には降園時間にご協力いただきありがとうございました。その時の研修会に続いて、記念式典があり、お食事会も4年ぶりに他園の先生方とご一緒させていただきました。その式典で幼稚園協会創立30周年以降に100年以上を迎えた幼稚園で、市長特別表彰ということで、当園を含めて3園が表彰していただいたものです。100年続くって、本当に大変なことなんですね。戦前・戦中・戦後そして今にまで続くその日々、年。横文字が許されず、「東山幼稚園」と改名したり。しかし、さまざまな出来事も先達のご苦労の上に立ち、脈々と繋がってきた聖マリア幼稚園が大切にしてきた理念が、守られてきていること。4世代にまでわたるほどの長い年月の中に関わってきてくださった卒園生とその保護者の方々、当園をご理解ご協力いただいてきた現保護者の皆様、そして、ご近所の方々、さらに現場の先生たちの繋がり、さらに幼稚園協会や連盟という組織の中で育まれてきた連帯感と研修体制、さらには、神様の幼稚園の交わりとして一番身近な聖公会の幼稚園の集まりである仲間たち。行政からの数々のご支援。そのような方々のお陰で、今が在るのです。本当にありがたいことです。戦後、今の団塊の世代の子どもが沢山産まれた時に創立された70年ぐらいの幼稚園はいっぱいあります。でも、100年を超えるというのは、本当に嬉しいですし、こうして今あることをみなさんが認めてくださっていることに感謝したいと思います。そしてそのご褒美に、「こどもみらい館」の館長である永田萌先生が直々にオリジナルで描いてくださった花と子どもの絵。この花は「園長先生が決めてください」と先生たちから言ってもらって嬉しくて、白のハナミズキを描いていただいたのです。萌先生曰く「白いお花が一番難しくて・・」と。でも心を込めて描いてくださったのです。このハナミズキは、日本からアメリカに桜の苗を差し上げた返礼にアメリカから送られたものです。花言葉は「返礼」「永続性」「私の思いを受け取ってください」というのだそうです。そして、白いのは、純粋無垢な子どもたちの心を思ったその通りに、その花びらで遊ぶ子どもたちを描いてくださいました。さらに、この歌を歌っておられる一青窈さんのお友だちが、アメリカの同時テロの起こった「9.11」の様子を送ってこられ、余りの衝撃、ショック、悲しみを感じてその気持ちを1週間で歌詞にされたようです。その「9.11」で傷ついた人たちをお世話されたのが、「グランド0」のすぐ近くにある聖公会の教会の人たちだったのです。炊き出しはもちろん傷付いた消防士さんなども含めてお世話をされたことが、その教会の一室に記録として書かれています。そんな様々な思いを持って皆様からお祝いをしていただけたこと、この場をお借りして厚く御礼申しあげます。これからますますこの園がこの岡崎にあって、永続性が意味するよように頑張りたいと思います。

 

 

 幼稚園に飾らせて頂きますのでご覧くださいね

3月になるかしら? 永田萌先生が当園を訪問してくださることになっています。

当園の「100年誌」を隈なく読んでくださったようです。とても嬉しいことですね。

寒くなってきましたね。この週末、暖かくしてお過ごしくださいね。おやすみなさい。